静岡県袋井市在住の元お笑い芸人に学ぶ、小学生のための「夏休みお笑い教室」が、袋井市の可睡斎で開催されている。その集大成として、子どもたちによる発表会が、8月18日(金)11:30~12:00に可睡斎 斎堂にて行われる。
最終目的は“人に笑顔になってもらう”こと
袋井市に住む、永田石油ガス社長であり、元お笑い芸人「のろし」の永田敬壱さんを講師に迎え、7月から5日間×2.5時間をかけて、発声、ボケ、ツッコミ、ネタ作りを学んできた小学生たち。
この取り組みは、磐田市の「キャリア教育研究所ドリームゲート」が、地域の宝である素敵な人材を講師に、子どもたちがプロから学び、アウトプットする場を創る「じぶんよのなか塾」夏休み特別プログラムとして行っているものだ。昨年からスタートして今年で2年目となる。
“人に笑顔になってもらう”ことを最終目的に、子どもたち自身には、好きなことを共通の軸として、コミュニケーション能力、リサーチ力、構成力、発信力、前に踏む出す力など、“生きる力”を仲間と一緒に楽しく身につけてほしいという思いが込められている。
3人の男子小学生がプログラムに参加
今回同プログラムに応募した子どもたちは、ユーチューバーなど表現することに憧れるお笑い好きの、小学4年と6年の3人の男子。袋井市と磐田市の違う学校の児童で、この取り組みで初めて出会ったが、あっという間に仲良くなり、ノリノリの前のめりで学んでいるという。
なかには「自分が面白いかどうかを証明しに来た」という子もおり、ネタ作りや動きでその手腕を発揮しているそう。
プログラム最終日の8月18日(金)には、漫才やショートコントなど、トリオネタ、ピンネタ、最後は大人も含めた全員でのネタを披露。観光客や保護者など地域の人に笑いを届ける。
お笑いの仏さまがいる可睡斎
発表会の入場料は、拝観料として500円で、子どもは無料。冷やしぜんざいと冷茶が付いてくる。
お笑いの仏さまがいるといわれていることで会場となった可睡斎。風鈴祭りを目当てに来ている観光客や、保護者、友達など、来場者を楽しませる予定だ。可睡斎で、子どもたちが作る笑いを楽しんでみては。
■可睡斎 斎堂
住所:静岡県袋井市久能2915-1
キャリア教育研究所ドリームゲート:https://www.dreamg.org/
(佐藤ゆり)