「モンパルナスの朝を持つ」 2023年 油彩 キャンバス 45×45㎝

「大場節子絵画展 ～いまひとたび瞬く星を、パリへ～」が、10月3日(火)～8日(日)の期間、代官山ヒルサイドフォーラムで開催される。

油彩、水彩の新作約60点を展示

「一日は星の時間に傾く」 2023年 油彩 キャンバス 45×53㎝

「バーミリオンは明日のため」 2023年 水彩 紙 36×51㎝

大場節子氏は、具象と抽象が混ざり合う独特な画風で、繊細さと大胆さを合わせ持つ見事な作品を創造している。

同氏は、30年あまり前から毎年パリのアトリエを拠点に、ヨーロッパ各地をはじめ、モロッコ、アフリカ、南米などに赴き取材を重ね、その突き動かされる想いを作品に昇華させてきた。

「ヴェルサイユ 夢の跡にⅡ」 2023年 水彩 紙 26×36㎝

「マリー橋は銀色に」 2023年 水彩 紙 26×36㎝

代官山ヒルサイドフォーラムでは12年ぶりとなる同展では、長い旅の原点であるパリをもう一度描きたいという同氏の想いで、パリを中心にヴェルサイユ、イル・ド・フランスなどを新しい心境から描いた油彩、水彩の新作約60点が展示される。

また、同展では、2022年までの作品を収録した最新の画集「夢のかなたに眠るものたちよ」も発表する。

「シテ島からパリへ」 2023年 水彩 紙 18×18㎝

「ヴァヴァンの眼鏡屋さん」 2023年 水彩 紙 25×10㎝

躍動感や存在感のある人物クロッキーから、心情の切実さを見せつける激情的な油彩、感情や人の内面などを色彩と自由な描線で描いた抽象作品など、画風、画材、具象、抽象などに縛られず変幻自在に表現する大場節子氏の新境地を楽しんで。

デッサンのワークショップを開催

また、絵画教室を主宰している大場節子氏によるデッサンのワークショップ「一本の線を鉛筆で」を、10月6日(金)14:00～開催。

「一本の線を鉛筆で」では、シンプルなツールを使って、作家と一緒にデッサンの愉しさを体験できる。なお、同ワークショップは、初めての人でも参加可能な内容だ。

参加費はモチーフ、筆記用具、紙などの材料費込で2000円(税込)。定員は10名まで要予約制だ。参加希望者は、同展公式ページに記載されているメールまたは電話にて、申し込みの連絡をしよう。

代官山ヒルサイドフォーラムでは12年ぶりとなる「大場節子絵画展 ～いまひとたび瞬く星を、パリへ～」に、足を運んでみては。

■大場節子絵画展 ～いまひとたび瞬く星を、パリへ～
開催日時：10月3日(火)～8日(日)11:00～19:00 ※入場は18:30まで
作家来場：会期中毎日13:00～17:00予定
会場：代官山ヒルサイドフォーラム
住所：東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
定休日：会期中無休
入場料：無料
公式ページ：https://www.art-obsession.co.jp/exhibitions/1485/

■ワークショップ「一本の線を鉛筆で」
開催日時：10月6日(金)14:00～ ※1時間位
講師：大場節子氏
参加費：2000円(税込) ※モチーフ、筆記用具、紙などの材料費込
定員：10名まで ※要予約
予約方法：「大場節子絵画展 ～いまひとたび瞬く星を、パリへ～」公式ページ記載のメールまたは電話から

(角谷良平)