鹿児島県肝属郡南大隅町では、佐多岬の海で、「トビウオすくい網漁体験」を開催している。
昔ながらの伝統漁法が体験できる!
「佐多岬」の海では、秋が始まる頃から、漁師さんたちが暗くなるのを待っていたかのように沖に出て、船の明かりを灯す。これが「トビウオすくい網漁」の始まりだ。毎年8月下旬から10月にかけて、光に集まってくる魚の習性を利用して、柄の長いたも網で船に近づいてきたトビウオをすくう。
「トビウオすくい網漁体験」では、間泊漁港から出船し、集魚灯に集まってくるトビウオを大きなタモ網ですくう昔ながらの伝統漁法を体験することができる。月や潮の状態に左右されるが、1回の漁で何百匹もすくう漁師さんもいるという。
女性や子どもも簡単にできるうえ、とれたての新鮮なトビウオを持ち帰ることができる。また、運が良ければ、集まってきたトビウオを捕食するサメの姿も間近で見ることができる。
「トビウオすくい網漁体験」概要
「トビウオすくい網漁体験」の開催期間は、現在第二期が開催中で、9月21日(木)まで実施している。第三期は、10月9日(月)~22日(日)の期間に実施される。
参加は予約制となっており、予約はメールフォーム、またはFAXで受け付けている。
集合場所は、間泊漁港トビウオすくい網漁体験船着き場。目印として、漁港入り口に「トビウオすくい」の旗が設置されている。
参加時の注意事項
当日は、マスク、長袖長ズボン、長靴、
大きめの持ち帰り用のクーラーボックスを用意しておこう。スマホやカメラで撮影したい人は、落下防止のため、首掛けストラップ等を準備を。トビウオを手で触ることがあるため、手袋又はハンドソープ等が必要な人は、各自準備しておくと便利だ。船の定員は1船6名で、場合によっては相乗りになる可能性がある。参加は1日18名までとなっているが、都合により、組数・人数が変更になることがある。
所要時間は130~170分。体験料金は、日帰りで、中学生以上が1人5,500円(税込)、子供が1人3,000円(税込)となっている。その他、詳細は(一社)南大隅町観光協会WEBサイトにて確認を。
今年の秋は、本土最南端の海で、「トビウオすくい網漁体験」を楽しんでみては。
(一社)南大隅町観光協会:https://satamisaki.com/experience/?id=1872
(yukari)