9月16日(金)~10月1日(日)の期間、栃木県那須町の簑沢彼岸花公園にて「簑沢彼岸花まつり」が開催されている。また、那須ユートピア美野沢アートヴィレッジでは、植物を使うボタニカルな現代アーティスト・密林東京さんによる、彼岸花をモチーフにした特別展示も開催中だ。
簑沢彼岸花まつり開催中
とちぎのふるさと田園風景百選や、那須ブランドに認定されている簑沢彼岸花公園の彼岸花祭り。簑沢彼岸花公園の目の前にある那須ユートピアでは無料駐車場を開放し、出店や体験、アート鑑賞も楽しめる。
簑沢の彼岸花について
のどかな田園風景が広がる、那須の東エリアに位置する簑沢彼岸花公園では、9月中旬から10月上旬にかけて咲く約5万本の彼岸花を求めて、毎年多くの人が訪れる。
地域住民が毎年少しずつ数を広げ、6,000㎡に広がる彼岸花の群生地では、土手の緑と黄金色に色づいた稲穂の中に、真っ赤な彼岸花の美しいコントラストが見られる。
例年の見頃は、お彼岸の9月20日~26日頃となっているが、気候によって前後するので、開花情報は那須ユートピアのInstagramで確認しよう。
出店や体験、アート鑑賞も楽しめる
那須ユートピアでは、期間中、彼岸花まつりの無料駐車場として校庭を開放。無料休憩所としても利用できる。また、期間中はSHOPエリアやワークショップもあり、食事や体験も楽しめる。
注目は、アスリート陶芸家・山田翔太さんによるお茶のワークショップで、特別な一服を体験できる。こちらは9月23日(土)、那須ユートピア出展ブースにて受付予定だ。
廃校の小学校をリノベーションした同施設の校舎の中はアートギャラリーになっており、総勢16組の現代アーティストによるアート作品を展示。彼岸花と一緒にアート鑑賞も楽しめる。
期間中に見られる特別展示には、密林東京「泡沫」などがある。密林東京(Akiko Suzuki)さんは、香川県高松市生まれで、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。2013年秋に密林東京をスタートする。大胆なアプローチと即興性、繊細な表現を併せ持ち、空間装飾やオブジェ制作、パフォーマンスや仮面の制作など、植物を使って幅広い活動を行っている。
また、MIRRORBOWLER「アマテラス」も展示中。MIRRORBOWLERは、光と陰の空間作品を創り出すインスタレーションアート集団。グラフィックデザイナー、写真家、照明技師、鍛治職人、プラントアーティストなど、多種多様なメンバーで構成されている。愛と喜びの感情を込めた光で空間を包み込み、人種、性別、世代、言語、宗教観を超えて人々の心に届く作品創りを目指す。
そのほか、アートギャラリーを回りながらヒントを集める謎解きゲームや、スーパーボールすくいなど、大人も子どもも夢中になれる体験が盛りだくさん!「簑沢彼岸花まつり」の入場は無料、那須ユートピアアートギャラリー入場料は別途有料。
この秋、「簑沢彼岸花まつり」で美しい風景と芸術の秋を堪能してみては。
那須ユートピアInstagram:https://www.instagram.com/nasu_utopia/
(さえきそうすけ)