キンダーフィルムフェスト・きょうとは、小学生から高校生までを対象とした「映画制作ワークショップ」を10月に開催する。現在、参加申し込みを受付中だ。
京都を舞台に映画制作を体験する5日間
京都は日本映画発祥の地であり、数々の作品が美しい景色の中で撮影されてきた。「映画制作ワークショップ」では、講師として2名の映画監督とプロ劇団員を招聘し、秋の京都を舞台に合計5日間に渡って映画を制作していく。脚本、演技、撮影、編集といった実際の映画制作でも必要な役割を本格的に体験できるとともに、学校や学年の壁を越え、日常生活では出会わない人やものに出会うことができるワークショップだ。
チームで協力しながらオリジナル短編映画を制作
同ワークショップでは、チームに分かれ1本のオリジナル短編映画を制作。皆で出し合ったアイデアをもとに脚本を書き、ロケーションを選び、スケジュールを組んでいく。ロケーションは、京都らしい場所での撮影を予定している。対象は、趣味で映画づくりをしてみたい人や、将来の進路の参考にしたい学生など。
撮影当日は機材の使い方のレクチャーを受け、監督、カメラマン、録音、照明などの各パートをローテーションしながら体験。時間や場所の制約の中、チームワークで乗り越えた先にある達成感こそ映画づくりの面白さだという。
「脚本WS」は映画監督の安田真奈さん、
「演技WS」は劇団とっても便利の上野宝子さん、
「撮影WS」は映画監督の高垣博也さんがそれぞれ講師を務める。
完成作品は京都国際子ども映画祭にて上演
完成した作品は、2024年夏に開催の「第30回京都国際子ども映画祭」にて一般向けにも上映予定だ。
「京都国際子ども映画祭」は、子どもたちを主役にした世界の作品を上映し、映画祭の運営から映画の審査まで小学生〜高校生までの子どもたちが担当するイベント。今年で29年目を迎え、卒業生からは映画業界で活躍するものも出るなど「映画の街・京都」の文化形成に一役買ってきた。また「映画鑑賞ワークショップ」「吹替ワークショップ」や、野外上映会などの企画も行っている。
「映画制作ワークショップ」概要
「映画制作ワークショップ」のスケジュールは「脚本WS」が10月14日(土)10:00〜17:00、「演技WS」が10月21日(土)10:00〜17:00、「撮影WS」が11月3日(金)〜5日(日)10:00〜17:00に行われる。場所は京都市中央青少年活動センター。
参加対象は小学3年生~高校3年生。参加費は3万円(税込)で、1日だけ参加する場合は7,000円となる。受講料にはレッスン代、機材費、ロケーション使用料が含まれるが、交通費、食費、出演料、小道具費などは含まれない。
定員は15名まで。申し込みはGoogleフォームより9月30日(土)まで受け付けている。なお、開催に必要な人数に達しない場合は中止となる場合がある。その場合は、9月23日(土)までに連絡される。
秋の京都を舞台に想像を膨らませてアイデアを映像の形にしたり、仲間と一緒に一つの映画を作り上げる…そんな映画制作の魅力を体験してみよう!
■ 京都市中央青少年活動センター
住所:京都府京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町262(3F)
「キンダーフィルムフェスト・きょうと」公式サイト:https://www.kff-kyoto.com/
申し込みフォーム:https://forms.gle/pjkyJjXzSzvHgcKQA
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