三重県の市民団体「魚と子どものネットワーク」は、15周年を記念し、9月23日(土)に三重県亀山市の鈴鹿川で自然体験イベント「鈴鹿川探検隊・秋の遠足編~15周年ANNIVERSARY~」を開催する。現在参加者、スタッフともに募集中だ。
魚が棲める水環境を保全し次世代に伝える
「魚と子どものネットワーク」は、水辺の環境保全・環境教育・コーディネーター(つなぎ役)を3つの柱として活動する市民団体。魚が棲める水環境を保全し、それを次世代に伝えていくことを目的として、2008年9月に学生有志により設立された。
主な活動として、子ども向けの自然観察会や川や海などでの清掃活動を実施。また、多様な主体のコーディネーターとして、地域や世代をつなぐ取組みも行っている。
これまで、日本自然保護大賞2019教育普及部門 大賞、令和3年度地域環境保全功労者表彰(環境大臣表彰)、第23回中部の未来創造大賞 大賞などの受賞歴がある。
2019年には親子クラブ「魚と子どもKidsクラブ」の運営もスタートし、大人から子どもまで活動に関わることができる体制が整った。学生が中心の団体は進学や就職で活動が縮小することが多いなか、多世代で活動を行うことで15年にわたり活動を継続している。団体発足当時、学生だった中心メンバーは30代の社会人となっているが、現在も新しい学生メンバーが多数活躍している。
自然観察会と河川清掃を実施
「鈴鹿川探検隊・秋の遠足編~15周年ANNIVERSARY~」は、鈴鹿川 勧進橋上流左岸河川敷にて、13:30~15:30に開催。受付開始は11:00~。行政や企業、ほかの市民団体の協力も得て実施する。9月19日(火)時点で、親子18組65名、スタッフ25名、計90名の申込みがあったという。現在も参加者募集中なので、興味のある人は参加してみよう。
イベントでは、鈴鹿川の上流部で自然観察会と河川清掃を実施。11:00より河川敷を開放し、参加者同士が交流できる企画も実施する。地元の飲食店CHOPPER’S BARによるドリンク提供もある。
今回は15周年来場者記念品として、陶芸作家の木林由佳さんによる「ヤリタナゴ箸置き」、イラストレーターのsakanazukiさんによる「亀山市の希少淡水魚ヤリタナゴとカワバタモロコのポストカード2枚組(限定版)」を配布予定。作品展示も一部あり、当日sakanazukiさんも来場する。記念品は11:00より先着順で配布。数に限りがあるので、興味のある人はお早めに。
「鈴鹿川探検隊・秋の遠足編~15周年ANNIVERSARY~」に参加して、身近な自然を体験して環境について考えてみては。
イベント詳細ページ:https://blueshipjapan.com/event/14771
魚と子どものネットワークHP:http://sakanatokodomo.web.fc2.com/
■鈴鹿川 勧進橋上流左岸河川敷
住所:三重県亀山市関町木崎37-1 関消防付近
(山本えり)