沖縄県の地方紙である琉球新報社は、創刊130年を迎える9月15日(金)、デジタルの発信力を強化するためニュースサイトをリニューアルした。また、紙面デザインをデジタルで読める紙面ビューアーや沖縄の情報に、より便利に、より迅速に触れられる新たなアプリも開発した。
ローカルに徹した視点を生かす
琉球新報社は、沖縄県民とともに歩む「県民共創」の随一のメディアとして、沖縄県民の幸福の最大化を掲げて新しく生まれ変わる。
リニューアルのテーマは、“あなたの「沖縄」を一歩先へ”。紙の新聞制作で培ってきた取材力や、沖縄を深く知ろうとするローカルに徹した視点を生かし、読者と共に沖縄の未来を創るニュースメディアを目指す。
新たなサイトのデザインは、沖縄をイメージさせるさわやかな青を基調にした。琉球新報のキャラクター「りゅうちゃん」の色合いをちりばめた紅型風の帯をサイトトップに配している。
ニュースから、生活情報までアプリで配信
今回開発されたアプリでは、沖縄のニュースにとどまらず「おくやみ」情報や救急当直医、路線バスの乗り換え情報など暮らしに密着した情報も盛り込んでいる。
また、暮らしに直結するさまざまな情報に手軽にアクセスできる「くらし」ボタンも設置。「くらし」ボタンからは、紙面で毎日掲載している、いざというときに有用な「救急当直医」の連絡・対応表にもアクセスできる。
さらにエンタメ面も充実させ、すき間時間にも気軽に楽しめる無料のゲームコンテンツ「りゅうちゃんGAMES」も搭載。琉球新報本紙で掲載している「釣り情報」を一覧できるコーナーや、沖縄の食情報にもつながる「グルメ」なども用意して、沖縄での日々の暮らしになくてはならないコンテンツを盛り込んでいる。
アプリはグーグルの基本ソフト「アンドロイド」版が先行ダウンロード可能。アップルのiPhoneなど「iOS」版も順次リリース予定だ。
ウェブサイト独自の企画もスタート
サイトに掲載する記事コンテンツも、今まで以上に沖縄の情報に出会いやすくなるよう、県民の課題に寄り添った企画やウェブ限定のコンテンツをさらに充実させていく。「#どローカル」「教育」「暮らしの困りごと」を柱に、暮らしに密着した多彩なコンテンツを発信していく。
ウェブサイト独自の企画として「比べる!備える! 家計から出る教育費」が、15日(金)の新サイト公開と同時に連載スタートする。
購読プランを一新
サイトのリニューアルに先駆け、8月より有料購読プランも一新し、より購入しやすい動線やプラン構成に。従来の3つのデジタルプランを、よりシンプルでわかりやすく、「プライム」月額3,000円(税込)と「ベーシック」1,500円(税込)の2プランに集約した。
上位のプライムプランでは、紙面に載った記事に加えて深掘りの特集記事やウェブ限定の記事もすべて読むことができる。さらに紙面ビューアーのほか、過去10年間分の記事がデータベースで検索できるサービスも利用できるという。
琉球新報社のニュースサイトとアプリを、この機会にチェックしてみては。
琉球新報社:https://ryukyushimpo.jp/
(江崎貴子)