大丸有アートアクション実行委員会は、国際芸術祭「東京ビエンナーレ2023」の会場の一つである大手町・丸の内・有楽町エリアで、アートイベント「大丸有アートアクション」を9月23日(土)より開催中だ。

2年に一度開催される「東京ビエンナーレ2023」

「東京ビエンナーレ2023」は、“東京”のまちを舞台に、2年に一度開催される国際芸術祭。

世界中から幅広い分野のアーティストやクリエイターが集結し、街や人々の営みに深く入り込み、地域住民と一緒に作り上げる芸術祭として始動した。

第2回目となる「東京ビエンナーレ2023」のテーマは、「リンケージ つながりをつくる」。

リンケージ(Linkage)とは、「関係性＝つながり」を意味し、人間関係に限った事柄だけではなく、場所、時間、生物、植物、できごと、モノ、記憶、情報など、あらゆるものが複雑に絡み合い変容しながら存在する世界に、私たちが見出していく「関係性＝つながり」への希望と決心をあらわしている。

大手町・丸の内・有楽町エリアにもアート作品が登場

「大丸有アートアクション」で展示されているアートプロジェクトは、次の3つ。

Slow Art Collectiveによる『Slow Art Collective Tokyo』は、ロープや紐、竹などのリサイクル素材や自然素材、拾い集めた楽器や音のなる素材など日常にあるような素材を用いて、非日常的な大規模インスタレーションを来場者と共同制作する参加型アートプロジェクト。

スリットパーク・新国際ビル、東京サンケイビル・読売新聞ビルにて、9月23日(土)～11月5日(日)の期間に展示中だ。

会期中は、子どもから大人まで誰もが自由に参加できるワークショップも毎日開催している。休憩時間、仕事帰り、休日など、時間ができたタイミングで参加してみよう。

薄久保香さんによる『すぐ傍にみつけたあなたの分身』は、多くのビジネスパーソンが働く大丸有エリアに実在する3名の女性へのインタビューから着想を得て、彼女たちの「手」をモチーフに描かれた壁画プロジェクト。

三菱商事ビル、国際ビルにて、9月23日(土)～11月5日(日)の期間に展示中だ。

大手町の高層ビルの狭間でライブペインティングで制作された『HYPERNOVA』は、シャーロット・デ・コックさんによる屋外壁画プロジェクト。

「Schön！ Das Leben ist Schön！(美しい！ 人生は美しい！)」をスローガンに掲げ、箱に閉じこもることからの解放を表現している。3日間という驚異的なスピードでビルの壁に直接描かれたダイナミックな作品を見てみよう。

大手町ファーストスクエア(南側壁面)にて、9月23日(土)～11月5日(日)の期間に展示中だ。

イベント概要

「東京ビエンナーレ2023」の秋会期の開催期間は、9月23日(土)～11月5日(日)。

東京都心の千代田区・中央区・文京区・台東区の4区にまたがる北東エリアの歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物などが会場となっている。入場は無料だが、一部プログラムは有料だ。

また「大丸有アートアクション」では、今後さらに2つのアートプロジェクトが公開される予定だ。詳細は、公式サイトで確認しよう。

東京のビジネス街がアートに染まる「東京ビエンナーレ2023」で、芸術の秋を楽しんでみて！

公式サイト：https://tokyobiennale.jp/
公式Instagram：https://www.instagram.com/tokyobiennale/

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