新潟県三条市の三条市地域公共交通協議会では、10月1日(日)から、燕三条駅や東三条駅とスノーピーク フィールド スイート スパや下田地域とをつなぐ直通・快速便のバス「燕三条・下田Outdoor Liner(アウトドア ライナー)」の実証運行を開始する。
新幹線の駅からキャンプ場までの交通手段に
10月1日(日)から実証運行を開始する「燕三条・下田 Outdoor Liner」は、上越新幹線の燕三条駅やJR信越線などの東三条駅とスノーピーク フィールド スイート スパや下田地域とを毎日つなぐ。
新潟県三条市は金属加工業を中心とした「ものづくりのまち」で、かつてから隣の燕市とともに、「燕三条」と呼ばれてきた。また、大自然に恵まれた市内の下田地域は、キャンプやラフティングなどのアウトドアを楽しめ、アウトドアメーカーのまちとしての認知度も高まっている。幻の西洋梨ル レクチエをはじめとした、豊かな自然が育む高品質な農産物も魅力だ。
そんな「ものづくりのまち」新潟県三条市で創業したアウトドアメーカーのスノーピークは、本社に約15万坪のキャンプ場を擁する。さらに、2022年4月に複合型リゾート施設「スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ」を本社施設内にオープン。
「燕三条・下田 Outdoor Liner」の運行により、自動車がなくてもスノーピークのキャンプフィールドに行くことができる。
地域の人には日常的に利用できる交通機関に
「燕三条・下田 Outdoor Liner」の下田方面行きは、燕三条駅・東三条駅から、高岡地内のひめさゆりパーク、長沢駅跡を経由し、スノーピーク フィールド スイート スパまで運行。燕三条駅方面行きでは、同経路を逆に進む。
また、各駅から下田方面行きは1日3便、燕三条駅行きは1日2便を毎日運行する。支払いは現金のほか、PayPayも利用可能だ。
地域の人にとっては、「燕三条・下田 Outdoor Liner」が日常的に利用できる新たな公共交通機関になりそうだ。
運行初日イベントも実施予定
さらに、運行初日である10月1日(日)の正午頃には、スノーピーク フィールド スイート スパにて「燕三条・下田Outdoor Liner」の運行初日イベントが実施される予定。詳細は、後日、三条市ホームページで発表されるという。
新潟県の燕三条や下田エリアを観光する人や地元の人は、この機会に直通バス「燕三条・下田 Outdoor Liner」をチェックしてみては。
燕三条・下田Outdoor Linerチラシ:https://www.city.sanjo.niigata.jp/material/files/group/2/kaiken20230905_1_b1.pdf
越後交通公式サイト:http://www.echigo-kotsu.co.jp/contents/diagram/route/sanjyo/index.html
(紫原もこ)