子どもから大人まで楽しめる国際映画祭「第30回 キネコ国際映画祭」が、11月1日(水)〜6日(月)に、二子玉川ライズや玉川髙島屋S・Cなどを中心に、二子玉川の街一帯を映画館として開催される。
子どもから大人まで学べる映画体験を提供
「キネコ国際映画祭」は、1992年より毎年秋に開催されている日本最大規模の子ども国際映画祭。ティーンズ審査員を含む約20人の「キネコ審査員」によって、海外作品部門の最優秀作品賞(グランプリ)が選定されるのが特徴だ。
第30回目のテーマは“PLAY and PRAY for peace 〜遊ぼう。平和の祈りを込めて。〜”。楽しくワクワクする映画はもちろん、様々な感情を体験できる映画をセレクトし、社会問題に気づき、子どもだけではなく大人も学びがあるような映画体験を提供する。
アートディレクターには、日本を代表するクリエイター・森本千絵氏が就任。メインロゴや会場内全体装飾などを監修する。
コンペティション上映
今回のコンペティション上映では、世界17カ国から60作品を用意。1〜6歳を対象とした幅広いテーマの作品が揃った。また“生き方って、自由だ。”をコンセプトに、ティーンズに向けたプログラムも幅広く用意している。
海外の映画を上映する際、スクリーン横で声優たちが生吹き替えを行う“ライブシネマ”プログラムも一部作品で実施。字幕が読めない子どもたちも安心して映画を楽しめる。
チケットは、一般1,000円、子ども500円。10月20日(金)11:00よりホームページの購入ページにて販売する。
会場紹介&イベント
ぬいぐるみやクッションが並び、足をのばしてくつろげる「二子玉川ライズ スタジオ&ホール」は、子どもの映画デビューにぴったり。音や動きが楽しい短編など1歳から楽しめる15作品と、思春期の気づきなどを与える長編3作品を上映する。
「玉川髙島屋S・C アレーナホール」は、0歳から楽しめる子どもたちのシアター。アニメーションスタジオ「ドワーフ」による特別プログラムや、チルドレン映画13作品の上映、ワークショップなどを開催。世界でいちばんやさしいサーカスと言われる「ふわふわサーカス」によるミニショーも実施する。
「109シネマズ二子玉川 シアター1」では、30周年を迎える映画「ジュラシック・パーク」の記念上映や、様々な価値観や困難、社会問題などに触れた作品12作品を上映する。
「野外上映ミズベリングシアター」は、多摩川河川敷の開放感あふれる環境で楽しむ野外上映イベント。ペットを連れて鑑賞できるエリアもある。3日(金)は「ビッグ・フィッシュ」、4日(土)は「ペット2」、5日(日)はライブシネマプログラムとして「ブラム」を上映する。
二子玉川にあるカフェやパブで、スイーツやドリンクを楽しみながら映画鑑賞できる企画も。場所は、「ふたこビール醸造所」「シュクレペールカフェ」「NEW VALLEY」。映画好きの店主とのコミュニケーションも、この企画ならではの魅力だ。
入院中の子どもたちに向けた挑戦も
さらに、「ホスピタルプロジェクト」として、映画館に行くことが難しい入院中の子どもたちが期間中にオンライン上で映画鑑賞できる試みも実施。通院患者にむけた病院での上映会にも挑戦する。場所は国立成育医療研究センター。
このほかにもワークショップなど様々なコンテンツが実施されるので、詳細は公式サイトやSNSでチェックしてみて。
キネコ国際映画祭HP:https://kineko.jp/
(山本えり)