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草食動物のうんちの着火剤がグッドデザイン・ベスト100を受賞!

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フロントビジョンのアウトドアブランドMAAGZが開発した「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」が、2023年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」を受賞した。

開発の背景

「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」は、日頃自然の中でアクティビティを楽しむフロントビジョンが、『自然に恩返しできるプロダクトを作れないか』という思いから開発をスタートした。

「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」は、草食動物の糞を主原料に、山の手入れで出る間伐材とパラフィンを加え成形している。

「焚き火の際に、同じ地球で暮らす様々な生き物たちに思いを馳せる瞬間が生まれてほしい」という願いを込めている。

また、同商品の企画がスタートした頃はコロナ禍の真っ只中でもあった。多くの動物園が休園せざるを得ない状況を見た時に、その園独自の動物たちの糞でつくることで、日常が戻った時にユーザーが足を運ぶひとつのきっかけになってほしいという思いもあったそうだ。

審査員による評価コメント

審査員は、同商品を『コロナ禍以降、アウトドアカルチャーが更に醸成されたことで昨今、多くのプロダクトが開発されている。

うんちの着火剤は、燃料に着目し、商品がかたちづくられるプロセスや関係性自体が魅力になっているプロダクトだ。

動物の糞はカロリーが高いため、古くから農業では土壌改良に使われてきたが、動物園などの糞は量も少なく、その循環には入りにくかったように思う。この着火剤の強みは、少量であることを活かし、「着火剤」というプロダクトにすることで、ユーザーが出会える、買えるうんちにしたことだろう。

キリンやレッサーパンダなどのうんちを手元に置き、燃料としても使えるようにした図鑑のようなパッケージも評価が集まった』とコメントしている。

「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」について



同商品は、さまざまな草食動物の糞を主原料にした、MAAGZオリジナルの着火剤。インドの乾燥糞燃料からヒントを得たアイテムだ。専用の窯の中で加熱処理後、プレス機で高圧縮をかけペレット状に成形。表面はサラッとしていてベトつかず、一般的な固形着火剤と同じように使用できる。

この着火剤のテーマは「自然との循環」。売り上げの一部は野生動物の保護活動に役立てられる。

燃焼時間は、M sizeが約10分、S sizeが約6分。

価格はM size/10個が¥1,210(税込)、S size/7個が¥900(税込)。MAAGZ公式サイトで購入できる。

「グッドデザイン・ベスト100」を受賞した「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」をチェックしてみては。

MAAGZ公式サイト:https://store.maagz.jp/

(角谷良平)

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