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【東京都千代田区】六田知弘氏が挑み、運慶仏に宿る「祈り」を写し取った『運慶 六田知弘写真集』発売

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創立100年を迎える、美術書や芸術書の出版を手掛ける求龍堂は、写真家・六田知弘氏が挑み、運慶仏に宿る「祈り」を写し取った『運慶 六田知弘写真集』5,940円(税込)を10月3日(火)に発売した。

『運慶 六田知弘写真集』は、求龍堂公式サイトで購入できる。

康慶、運慶、康弁の3代と運慶工房の作品を掲載


『運慶 六田知弘写真集』には、運慶作あるいは運慶工房によるものと考えられる作品群、そして父・康慶、息子・康弁の作も含めた97点が掲載されている。

親子の感性と個性の相違や共鳴が照らされ、運慶を軸とする当時の仏教美術の力を堪能できる。

六田知弘氏による最新写真集


『運慶 六田知弘写真集』は、長年、国内外の仏教美術撮影を多く手掛けてきた六田知弘氏による最新写真集だ。


『運慶 六田知弘写真集』では、モノクロームの3色印刷を主に展開し、その狭間に色刷りが挟み込まれている。

運慶が追求した祈りの世界を究極まで追求する、という今回のプロジェクトで選ばれたモノクロームの深く豊かな階調は、運慶仏が持つ深い精神性と際だった造形感覚を浮かび上がらせている。

また、表紙から始まり随所に掲載した部分拡大からは、表情の深みや動きの緊張感が驚くほど伝わり、そうした部分に込められた濃厚なエネルギーが凝縮され、一体の像を成立させていることが伝わってくる。

デザインはデザイナー・上田英司氏が担当


『運慶 六田知弘写真集』のデザインは、六田知弘氏と共に多くの写真集をつくってきたデザイナー・シルシの上田英司氏が担当。

重量感のある運慶仏群を、あえて並製のタイトで柔らかな本に纏め、装幀にも仏像ではなく足を選ぶなど、斬新でスタイリッシュな新たな運慶の世界が表現されている。

印刷は、写真集印刷を得意とする東京印書館が担当。プリンティングディレクターの高栁昇氏が全ての印刷設計を整え、本刷りを最高レベルに引き上げている。モノクロトリプルトーンでの美しい墨色の表現世界を堪能してみて。

編集者コメント

求龍堂の編集者は『運慶 六田知弘写真集』について『捉え方でここまで深い精神性が立ち現れるのかと、思わず見入ってしまう写真群です。深い墨色で表した仏像の表情や姿から、仏師・運慶が求めた祈りの深さが見える「祈りを感じる写真集」です』とコメントしている。

また、相田みつを美術館にて、10月3日(火)~11月26日(日)の期間、「運慶と快慶 六田知弘・佐々木香輔写真展」を開催中だ。

この機会に、『運慶 六田知弘写真集』を手に取ってみては。

■運慶と快慶 六田知弘・佐々木香輔写真展
開催期間:10月3日(火)~11月26日(日)
会場:相田みつを美術館
住所:東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム 地下1階

求龍堂公式サイト:https://www.kyuryudo.co.jp/

(角谷良平)

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