bonobo LLC.は、役目を終えたヴィンテージ着物をアップサイクルして新たな価値を創造する事業「ikasu」を展開している。
着物をアートに甦らせる「ikasu」の作品
今回「ikasu」は、Tokyo American Clubのインターナショナル・バザー/Autumn Artisan Marketに出店する。また、11月13日(月)、11月14日(火)は一般入場も可能だ。この貴重な機会に、伝統とアートの融合が生み出す「ikasu」の作品を楽しもう。
イベント中には、アーティストの岡本レーナ氏も会場にいるので、持っている着物のアップサイクル相談もできる。
自宅等に保管している着物を、着物キャンバスとして新たな命を吹き込むことができる着物のアップサイクル相談は、着物の価値と思い出を永続させる素晴らしい機会となるだろう。
展示販売作品
「ikasu」では、着物が持つ、歴史、技術、文様、物語を兼ね備えた希少性が高いものを使用し、一つひとつ手作りで一点ものの作品を完成させている。
今回は、20~30作品を展示する予定だ。販売価格は3万円~50万円となる。
着物に第二の人生を
日本の家庭には8億枚もの着物や帯が眠っていると言われている。しかしながら、着る機会もなく、手入れが大変で保管スペースも必要なため、次世代に渡らず廃棄する家庭が増えている。
「ikasu」は、着物や帯はただの服ではなく、持ち主の大切な思い出であり、着物作家の素敵な作品であり、日本の誇る伝統文化であるという考え方で、着物を生かしたいと強く思いながら作品制作に取り組んでいる。
課題解決
「ikasu」の取り組みは衣服の廃棄問題の解決にも寄与しており、SDGsの「12 つくる責任 つかう責任」を支援する役割を果たしている。着物や帯は裏地まで丁寧に加工し、「ゴミゼロ」「廃棄着物ゼロ」を目指している。
着物は「着る芸術」とも言われており、日本の伝統的な技術で、一つ一つ手作業で、織り・染色・刺繍・装飾された一点ものの芸術品だ。
「ikasu」はその一点一点の作品が持つ、歴史、技術、文様、物語を受け継ぎ、尊重しながら、現代空間に似合うアート作品として生まれ変わらせる。
着物を使った、外国人女性アーティストによるサステナブルなアップサイクルアート作品を観に、Tokyo American Clubのインターナショナル・バザーへ参加してみては。
■Autumn Artisan Market
一般公開日:11月13日(月)10:30~18:00、11月14日(火)10:30~14:00
会場:Tokyo American Club
住所:東京都港区麻布台2丁目1−2
ikasu公式サイト:https://www.kimono-ikasu.com/
(角谷良平)