岩手県北上市では、ふるさと納税導入から16年目となる2023年9月に寄附額の累計が100億円となり、「100億の想いをありがとうプロジェクト」と銘打ってプロジェクトをスタートした。
支援に感謝を伝えるプロジェクト
北上市は、2008年から先駆けてふるさと納税を開始し、導入当初から地域事業者の販路拡大等へ貢献すると共に、北上市の事業の財源としても活用してきた。130近い地域事業者の頑張りと、共感してくれた寄附者の想いの積み重ねで、導入から16年目となる9月には寄附額累計100億円に達し、この度「100億の想いをありがとうプロジェクト」をスタートした。これまでの支援に対する感謝を伝えると共に、ふるさと納税のあり方を見直す機会として以下の事業を行う。
ふるさと納税イベントに出展
自治体や地域事業者が寄附者に感謝を伝えることをコンセプトに開催される日本最大級のふるさと納税イベント「ふるさとチョイス大感謝祭」。北上市は、11月11日(土)・12日(日)にパシフィコ横浜展示ホールにて開催される「第9回ふるさとチョイス大感謝祭」に今年も出展する。100億の想いに感謝をテーマに、きたかみ牛の試食会や岩鉄鉄器のデモンストレーションのほか、来場者特典の配布などを行う。
市の職員が制作した感謝動画を公開
北上市企画部都市プロモーション課・商工部産業雇用支援課職員が撮影・編集した、地域事業者の返礼品に込める想いとストーリーを伝える60秒のショート動画も公開。寄附者の支援が、返礼品開発へのこだわりややりがいに繋がっていることが伝わる、温かみが感じられる動画だ。生産者の“ものづくりへの想い”を、北上市のふるさと納税返礼品を製造する4事業者への取材を通してまとめている。出演事業者は、岩手製鉄、トロイカ、花工房パルテール、ユーティーオー。
同動画は、北上市公式YouTube、Instagram、市内設置のデジタルサイネージなどで配信している。
「ネクスト地域イノベーター養成プログラム」への協力
また、11月18日(土)に開催される、事業構想大学院大学主催の「ネクスト地域イノベーター養成プログラム」のフィールドワークにも協力参加。「ネクスト地域イノベーター養成プログラム」は、地域課題に向き合い、新たなテクノロジーを使いながら価値を発見、新事業アイデアを構想し、実行できる人材を養成するプログラム。北上市は、“ふるさと納税を活用した北上ファンの育成策”をテーマに、社会人の参加者と今後の展開に向けたアイデア創出を図る。
「100億の想いをありがとうプロジェクト」の企画をチェックして、北上市のふるさと納税や魅力に触れてみては。
■第9回ふるさとチョイス大感謝祭
開催日時:11月11日(土)9:00~17:00、12日(日)9:30~16:30
会場:パシフィコ横浜展示ホール
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
※参加は事前予約制となっており、申込みは全枠定員に達し終了している。
北上市感謝動画:https://youtu.be/eHUIBRBfm-s?si=0g0WbVGsRi1H0lz4
(山本えり)