日本女性学習財団は、女性のキャリア形成のヒントを得られるオンライン講座「何歳になってもドアは叩け―専業主婦からの再出発、学び、政治参画」を、12月13日(水)にZoomで開催する。
女性のキャリア形成に役立つ講座
人生100年時代を迎え、年齢にかかわらず必要な能力やスキルを身につけ、新たなキャリアを築く人たちが増えている。
日本女性学習財団キャリア支援デザイナーブラッシュアップ講座として開催される「何歳になってもドアは叩け―専業主婦からの再出発、学び、政治参画」は、女性のキャリア形成に役立つ内容となっている。
講座概要
同講座は、オンラインZoomにて18:50開室、19:00~20:30に開催。見逃し配信も実施される。
内容は、専業主婦を経て、60歳で市議会議員になるまでの出発・再出発を綴ったレポート「何歳になってもドアは叩け」で「第6回日本女性学習財団未来大賞」を受賞した佐伯加寿美氏がレポートをもとにした体験談を話し、
生涯学習論を専門とする玉川大学教授の中村香氏とのトークセッションを行う。
一般参加費は1,200円。キャリア支援デザイナー、賛助会員、財団理事・評議員・監事は1,000円、大学生・大学院生は500円、高校生以下は無料だ。定員は先着50人で、申し込みはPeatixにて受け付けている。
なお、参加申し込み直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、参加者都合によるキャンセルは受け付けていない。
「日本女性学習財団未来大賞」について
「日本女性学習財団未来大賞」は、「出発・再出発」をテーマに、男女共同参画、多様な人々が生きやすい社会の実現に向けて、次への一歩を踏みだしたい/踏みだした人(支援する人・グループを含む)の思いやその過程をまとめたレポートを募集するもの。
「第6回日本女性学習財団未来大賞」を受賞した佐伯加寿美氏のレポートでは、スポーツ大会の会場に託児施設の設置を提案したところ、「三つ子の魂百まで、小さい子を預けることに反対」や「子どもが大きくなるまで我慢」という女性理事の反対を受けて、男女共同参画を学んだことが書かれている。
また、講師の一言で、自分が「いい母・いい妻」の呪縛にかかっていることに初めて気づき呪縛から解かれたことが転機となり、専業主婦から新しい職との出合い、離婚、転職、そして2018年5月に成立された政治分野における男女共同参画推進法に背中をおされて議員に立候補したエピソードも紹介されている。
還暦で再出発した佐伯加寿美氏は、これからも市民一人ひとりの声を拾い、声を届け、「助けて」が言える社会を築いていきたい、そして何歳になっても門を叩き、次なるドアを開けていきたい、という思いを語っている。
佐伯加寿美氏プロフィール
佐伯加寿美氏は、1959年生まれ。専業主婦、非常勤公務員を経て現在さいたま市議会議員2期目。日本女性学習財団キャリア支援デザイナーも務める。
性別、年齢、障がい、国籍を超えて誰もが参画できる街づくり、ジェンダーの視点をいれた施策づくりを提言し、女性や若者の政治参画をすすめている。
「出発・再出発」に関心のある人、佐伯加寿美氏のレポートを読んでみたい人、未来大賞を書いてみたい人、女性の政治参画に関心のある人は、講座に参加してみては。
講座申し込みページ(Peatix):https://jawe231213.peatix.com/
(yukari)