創業100年を超える東京の石鹸メーカー「ヱスケー石鹸」は、毎日の生活で石鹸を工夫して使いこなす石鹸生活者のために「溶かして使うせっけんの素＜台所・洗濯用＞」1,210円(税込)を、3月に新発売した。系列会社の通信販売、生活協同組合ルートにて販売中だ。

余計なものは入れない無添加石鹸

「溶かして使うせっけんの素」は、ヱスケー石鹸の“未来を洗うプロジェクト”から生まれたピュアシリーズの製品。“化学物質過敏症”や“敏感肌”などに悩んで石鹸に辿り着き、毎日の生活で工夫して使いこなす石鹸生活者がいる。

ヱスケー石鹸は、こうした人のために、余計なものは入れない無添加石鹸製造技術“PST(Pure Soap Techniques)”を駆使し、台所や洗濯に使えるフレッシュ・ピュア・マイルドな石鹸を開発した。

溶かして使う脂肪酸ナトリウムの濃縮タイプ

家庭用品品質表示法の対象品目である台所用・洗濯用の石けんには、界面活性剤として純石けん分(※1)が使用されている。純石けん分には脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムがあり、脂肪酸カリウムは溶解性が高い(※2)ため、液体のものに多く利用されている。

一方、脂肪酸ナトリウムは溶解性に劣り、固形のもの、粉末状のもの及び粒状のものに多く利用されている。これまで液体のものに脂肪酸ナトリウムを使用した場合、純石けん分を高濃度にできないため、機能を満たす台所用・洗濯用の石けんを製品化することは難しいとされてきた。

「溶かして使うせっけんの素<台所・洗濯用>」は、脂肪酸ナトリウムでありながら高い溶解性を実現。溶かして高濃度にでき、液体の台所・洗濯用の石けんとして使える。

無添加、無香料で手肌にやさしい

また、同商品は、独自の製法により粉飛びせずに使いやすいミニスティック形状に。原料油脂には化粧品グレードの精製品を採用。液体にしないことにより添加物(防腐剤)も使用していない。無香料、無添加で手肌にもやさしいことも魅力だ。

環境にもやさしい製品

1袋分450gは溶かすと2リットルになり、ヱスケー石鹸の液体台所用石けん6本分(※3)になる。液体のものを購入するのと比べて、プラスチック削減や輸送エネルギー削減につながり、成分は生分解するので環境にもやさしい製品だ。

溶かし方は、水200mLにせっけん40～50gを入れよく混ぜた後に放置する。食器・器具洗いは、溶かしたせっけんをスポンジに含ませ泡立てて洗った後、流水ですすぐ。洗濯に使用するときは、せっけんをそのままか予め水で溶かして使う。

ヱスケー石鹸は、創業100年を迎えるにあたり、2017年に「未来を洗うプロジェクト」をスタート。職人が日々創意工夫し、培った技を継承しさらに進化させ、100年先の未来を洗う製品を順次開発していく。

肌にも環境にもやさしい「溶かして使うせっけんの素」を試してみては。

ヱスケー石鹸HP：https://www.sksoap.co.jp
エコーレア楽天市場店：https://www.rakuten.co.jp/ecorea2010

※1 石鹸のこと。家庭用品表示法では「純石けん分」の用語を用いて表示する。
※2 同じ原料油脂を使用した脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムを比較した場合
※3 ヱスケー石鹸のうるおい台所せっけんと比較した場合

(山本えり)