みんなのグリーフケアは、「悲しみを抱えたまま、ひとりぼっちになる人をゼロに」というスローガンを掲げ、その道筋を「みんな」で創っていくために、深い悲しみや喪失、そのケアへの理解を深める各種講座やイベントを開催している。
今回、「みんなのグリーフケア もの書き部」が、毎日の生活の中で見つけたグリーフケアとつながる物語をそれぞれの言葉にのせて届けていく。
悲しみのケア「グリーフケア」を学んで優しい未来へ
グリーフとは深い悲しみや大きな喪失を表す言葉で、グリーフケアとはどうしようもない悲しみのケアを表す言葉だ。
1960年代にアメリカで始まったグリーフケアの重要性が日本において認識され始め、研究対象となったのは1970年頃からと言われている。
そこからおよそ50年が経った今、日本は多死社会を迎え、つながりの希薄化による孤立や災害対策に注目が集まり、グリーフケアの需要、必要性は今までになく高まっている。
グリーフケアの力は基本的には誰にも備わっているが、その力を磨くためには体系的に学習することが役に立つ。
そして、何よりも、今大切な誰かをケアをしている人がグリーフケアを学び、自分自身もケアすることができるようになること、疲弊することなく安心して現場でケアを担えるようになることは、ケアが循環する優しい未来へとつながる。
グリーフケアの物語を綴るnoteがスタート
今回、今目の前の人をケアすることに日々取り組んでいるケアワーカーたちが、グリーフケアの物語を綴る。グリーフケアガイドであり、「みんなのグリーフケア もの書き部」の仲間たちだ。
毎日の生活の中にあるグリーフケアの物語を読むことで、グリーフケアが特別なものではないことを感じ、同時に自身の大切な人との優しいつながりを思いだしてもらいたい。
グリーフケアについて学ぶ勉強会・講座も開催
また、次の通り勉強会・講座の申し込みも受付中だ。
定期開催の参加型オンライン勉強会「『グリーフケアってなんだろう?』~悲しみへの理解が深まることで、わたしたちの世界はもっと生きやすくなる~」の3月開催は、3月26日(火)20時30分~22時。
参加費は3,300円(税込)で定員6名、講師はみんなのグリーフケア代表理事の森田藍子氏だ。
また、定期開催の講座「はじめてのグリーフケア」の第九期は4月6日(土)10時~16時(休憩1時間)に開催。参加費は33,000円(税込)で定員6名、講師は同じく森田氏。
生きていると、さまざまな喪失や別れの悲しみ(grief)を抱える。しかし、人々の多くは悲しみの取り扱い方を学ばずに大きくなっていく。
「はじめてのグリーフケア」では、悲しみとはなにか、グリーフケアとはなにかを学び、自分自身が、グリーフ、どうしようもない悲しみと、どのように上手に付き合うのかについて取り組む。
興味がある人は、みんなのグリーフケアの活動をチェックしてみて。
みんなのグリーフケア もの書き部note:https://note.com/griefcareforall/m/m49c9ae7c085d
グリーフケアってなんだろう?詳細・申し込みページ:https://whatisgriefcare0326.peatix.com
はじめてのグリーフケア詳細・申し込みページ:https://www.griefcare.net/learning-first
(佐藤 ひより)