3月16日(土)~31日(日)の期間、福井駅前のギャラリー「ART SITE 25」にて、世界を舞台に活躍する人気墨絵アーティスト・西元祐貴氏の個展「雲外蒼龍(うんがいそうりゅう)」が開催されている。入場は無料。
新作の龍を中心に、約30点の陶墨画を展示
西元祐貴氏は、1988年生まれ、鹿児島県出身。世界から注目を集め続けている墨絵アーティストだ。
世界に5,000万人のユーザーがいるアメリカ発のトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」に墨絵作品が起用されたのを皮切りに、イタリアの高級スポーツカー「フェラーリ」のイベントでのライブペインティングや、「世界水泳選手権2023福岡大会」の非公開エリアでの展示を担当するなど、その活躍は止まることがない。
そんな西元氏が今回、制作拠点がある福井県にて4年振りとなる個展を開催。新作の龍を中心とした約30点の陶墨画を展示する。
「龍」に込められた平和への祈り
西元氏が今回描いた変幻自在の「龍」には、平和への祈りが込められているという。
2024年1月、福井県の隣県で大地震が発生し、波乱の幕開けとなった。そして世界では、未だ終わりの見えない紛争が私たちの心に暗い影を落としている。
西元氏は、「人間が心を一つにすることは本当に難しい。それでも違いを認め合い、共通の願いを見出したい」「どんなに雲がかかった状況にも、必ず希望があると信じたい」と語っており、今回のタイトル「雲外蒼龍」には、そんな人間の葛藤と平和への願いが込められている。
なお、同個展において、収益の一部を石川県災害義援金配分委員会を通じて「令和6年能登半島地震災害義援金」として寄付するとのこと。義援金を目的としたイベントも企画中だという。
開催初日の3月16日(土)には、ついに北陸新幹線が福井県まで開業する。この機会に心奪われる龍作品を観賞してみては。
YUGEN Gallery取扱作家・西元祐貴氏の作品について
また、ジーンが運営する東京・渋谷の現代アートギャラリー「YUGEN Gallery」では、これまで美術館や展覧会でしか鑑賞することができなかった西元氏の墨絵作品を、アーティスト公認のジークレー作品として数量限定で販売する。
西元氏自身が監修した最高級素材によるミュージアムクオリティの作品を購入でき、自宅やオフィス、公共施設など、身近な場所で西元氏の作品の持つエネルギーを感じることができる。こちらもあわせてチェックしてみて。
■西元祐貴氏 個展「雲外蒼龍」
開催期間:3月16日(土)~31日(日)
会場:ART SITE 25(福井県福井市中央1-20-25 三井ビル)
開館時間:11:00~18:00(最終日は15:00まで)
入場料:無料
YUGEN Gallery 公式サイト:https://yugen-gallery.com
(オガワユウコ)