東京都台東区にあるファッション系創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」は、普段は見られないデザイナーのアトリエや商品を見学し、直接交流できる機会となる「施設公開」を、5月24日(金)〜26日(日)10:00〜18:00に開催する。
ファッション系クリエイターの創業を支援
「台東デザイナーズビレッジ」は、昭和3年築の震災復興校舎である旧小島小学校をリノベーションして2004年に設立されたファッション系クリエイター向けの創業支援施設。台東区の主要産業であるファッション雑貨分野での創業を支援し、地域活性化を目的にしている。多くのファッションブランドを輩出し、ファッション業界の登竜門として注目を集めてきた。
東京近隣からアパレル、ジュエリー、皮革製品などのクリエイターが集まり、レトロな教室を改装したアトリエを、19組のクリエイターが使用している。これまでに148組が入居。平均入居倍率は約6倍と全国でもトップクラスの人気を誇る。
入居デザイナーのアトリエを公開
「台東デザイナーズビレッジ」は、2024年に設立20周年を迎えることを記念し、入居デザイナーのアトリエを公開する「施設公開」を、規模を拡大して実施する。
19室のアトリエ内を見学でき、そこで作られている商品を見たり、クリエイターらと交流できたりするイベントだ。
アトリエ公開するのは、Yuki Yoshioka、IBAMOTO HONTEN、Medenius、moe matsuda、yukino、emary、Philliamm、MAHOROOGINO、Kana Kawasaki、KANAE YAMASHITA、星屑美術館、038design+kucch、MIUREANT、刺繍作家kana、Haruka Ozone、MIZUNA embroidery、otayori、annita artworks、AS YET UNNAMED.の19室。
今回は、20周年記念販売会として卒業生の34ブランドや姉妹施設である「浅草ものづくり工房」の販売会も同時に開催する。
「台東モノマチ」も同時開催
また、実演やワークショップ、特別な販売、工房見学など、多彩なプログラムが行われる「台東モノマチ」も同時開催する。台東デザイナーズビレッジが近隣の企業や卒業生と共に2011年から始めたイベントで、現在は台東モノマチ協会が主催し、御徒町~蔵前~浅草橋にかけて200カ所以上の企業や工房が参加している。台東デザイナーズビレッジ内に受付が設置されるので、こちらもチェックしてみて。
「台東デザイナーズビレッジ」の施設公開で、入居デザイナーのアトリエを見学して、交流を楽しんでみては。
■台東デザイナーズビレッジ
住所:東京都台東区小島2-9-10
URL:http://designers-village.com
施設公開 詳細ページ:http://designers-village.com/dezaville/20240524openvillage
台東モノマチURL:https://2024.monomachi.com
(山本えり)