ミューラル(壁画)アートを多角的に展開しているJAPAN AX PROJECTは、札幌駅の再開発エリアで、日本最大級のミューラル(壁画)アートの公開制作のプロジェクト「SAPPORO XMURAL(サッポロ エックスミューラル)」を、9月4日(木)~24日(火)の期間実施。
「ひと」「ゆき」「みどり」から始まる、札幌の都市像をテーマとした日本最大級の壁画公開制作となる。
ミューラル(壁画)アート事業を手がける
プロジェクトを進めるJAPAN AX PROJECTは 「アートは、人生を豊かにする。」 というビジョンのもと、2022年に立ち上がったアート事業のスタートアップ。
ミューラル(壁画)アートをオフィスや住宅、商業施設、また地域活性など様々なシーンの価値に落とし込む企画力をコアコンピタンスとして、壁画制作を企画からアーティスト選定、制作ディレクションまでをワンストップで提供している。
札幌駅周辺エリアに壁画アートを
このたび、JAPAN AX PROJECTが進めているのは、札幌市、札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合、No Maps2024の後援の元、札幌駅横北5西1エリアに設置されている仮囲いに、日本最大級となる約100mの壁画アートを公開制作するプロジェクト「SAPPORO XMURAL」。
もともと「SAPPOROミューラルアートプロジェクト」という仮名称で進めていたが、正式名称として「SAPPORO XMURAL」と改名し、実施していくことになった。
4人の壁画アーティストが公開制作
制作のメインテーマは、第2次札幌市まちづくり戦略ビジョンの目指すべき都市像である、「『ひと』『ゆき』『みどり』の織りなす輝きが、豊かな暮らしと新たな価値を創る、持続可能な世界都市・さっぽろ」。
国内外で活躍する4人の壁画アーティストが、札幌駅南口(北5条西2・西1丁目)再開発エリアの仮囲いに日本最大級となる約100mのミューラル(壁画)を描く。
四季の移り変わりをアーティストのスタイルで表現し、そこに北海道や札幌のモチーフを描き出していく。
4人の参加アーティスト
参加アーティストを紹介しよう。
Kensuke Takahashi氏は、横浜出身在住ペインター・壁画家。
確かな描写力・緻密なテクニック・現実を飛び越える自由な発想力で、あえて画風を決めずに描くスタイルで、壁画や飲食店舗内壁面アート、企業や行政へのアートワーク提供やライブペインティングイベント出演等、活動の幅を多岐に広げている。
KAREZMAD氏は、グラフティ、ストリートカルチャーを背景にリアルとデジタルを融合すARなど最新の技術を駆使してデジタルとフィジカルを交差させる、ミクスドメディアな制作活動を行うアーティスト。
アメリカLA 、ニューヨークチェルシー、イタリアローマでの作品を展示。現在、編集者、フォトグラファー、アーティストの米原康正氏が主催するギャラリー+DA.YO.NEに所属し、アーティスト活動を行なっている。
WAIF ONE氏は、福島県出身のアーティスト。
2010年より都内を中心に活動を開始。主に曲線を用いた柄を描き、これらはスケートボードやスノーボードから感じられる“流れ”、その合間に吸う煙草から立ち昇る“煙”、日々目に映る“植物”をイメージしている。また“和”を“輪”・“縁”を“円”と捉え、円形のオブジェクトをよく用いる。
Yusei氏は、神奈川県・東京都を中心に活動するアーティスト。10代後半にストリートアートに影響を受け、表現の道を歩む。
フリースタイルを重視したライブペインティングやミューラルを得意とし、自然と都会的なイメージを融合したアブストラクトなスタイルで描く。2024年には川崎市、クロアチア リエカ市との友好プロジェクトにて自身最大級のミューラルを完成させる。
公開制作は9月4日からスタート
そんなアーティストたちが制作する壁画の制作場所は、札幌駅南口横、北5西1地区に設置されている仮囲い(93.2m)。
南面の仮設バス停上屋東側から端まで(75.7m)、東面と南面を繋ぐ角面(7.8m)、東面の一部 (9.7m)となり、西面と南面をつなぐ角面に企画・スポンサーサインを設置する。
制作公開期間は、9月4日(木)~24日(火)の期間だが、期間中すべての日に制作しているわけではなく、4日は準備、描きはじめは5日からとなっているそう。
特設ページが公開!
このたび「SAPPORO XMURAL」プロジェクトの詳細や、アーティスト情報、また制作過程の動画や写真のライブラリーの確認が出来る特設ページを公開中だ。
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特設サイトURL:https://xmural.jp
(鈴木 京)