日本山村硝子は、9月2日(月)より「おおさかATCグリーンエコプラザ」の同社ブースに、ペットボトルキャップを使って遊べるカプセルトイ「循環ガチャModel-L」を常設設置している。
ペットボトルキャップで回せる「循環ガチャ」
「循環ガチャ」は、硬貨やコインの代わりにペットボトルキャップを入れて回すことのできるカプセルトイだ。
リサイクルやアップサイクルを身近に感じ、興味・関心を持ってもらうキッカケを創ることで資源循環の促進に貢献することを目的として、ファブラボ広島安芸高田とLINEヤフーが運営する、オープンコラボレーションハブ「LODGE」が共同で企画・開発した。
「循環ガチャ」には、ボトルキャップで回せるという新体験による「プレイフル(思わずやってみたくなる)」、常設のほか移動式店舗や各種イベントでの活用を想定したデザインによる「ポータビリティ」、自発的な波及・伝播効果を狙った設計図や組立て動画の無償公開といった「オープンソース」という特徴がある。
そのため、サーキュラー・エコノミー団体、大学・教育機関、環境保全機関など、多様なステークホルダーが各々の目的で活用しているそうだ。
景品はペットボトルキャップのアップサイクルグッズ
「おおさかATCグリーンエコプラザ」の日本山村硝子ブースに設置した循環ガチャでは、ペットボトルキャップを入れて回すと、景品としてペットボトルキャップをアップサイクルしたグッズを入手可能。日本山村硝子を含む、ペットボトルキャップをアップサイクルしている全国の事業者のグッズを用意している。
例えば、日本山村硝子が作成した「ブロック」や、
湘南貿易の「カラビナ」、
コバヤシの「アップサイクルマルチフィギュア」などが当たる。「循環ガチャ」を使用したい場合はスタッフに声をかけよう。
協業の背景
ファブラボ広島安芸高田は、広島県初のデジタルファブリケーション施設。持続可能な地域社会・循環型経済圏の創出を目標に、「循環ガチャ」の企画・開発をはじめとしたリサイクル・アップサイクルを身近にする取り組み、および体験デザインを中心にした実証実験に注力している。
その中で、「循環ガチャ」を起点にした循環型経済圏が、近隣地域のみならず「自律・分散的」に全国各自治体へ拡がり続けると同時に、域内資源の循環が生まれている状態を目指す「循環ガチャ全国展開プロジェクト 〜地域経済創発〜」を推進中だ。
日本山村硝子は、「キャップでつながるキレイな社会」を目的に掲げ、ペットボトルキャップのリサイクルプロジェクト「REBORN CAP PROJECT」を推進中。このたび両者は、ペットボトルキャップを起点とした循環型社会の実現を目指す点が合致し、協働に至った。
今後の展望
今回、常設設置された「循環ガチャModel-L」は、8月4日(日)にファブラボ広島安芸高田が開催した「超大型ガチャ組み立てイベント」で参加者が制作したものだ。
日本山村硝子では、同イベントで参加者により制作された「循環ガチャModel-S」も導入している。
ちなみに、9月時点で全国23ヶ所への「循環ガチャModel-S」の導入が確認されている。
日本山村硝子は今後、「循環ガチャ」を活用した様々なイベントへ参加し、「REBORN CAP PROJECT」を活性化させることに加え、様々なリサイクルプロジェクトや環境に対する活動をファブラボ広島安芸高田とも一緒に取り組んでいく方針だ。
ペットボトルキャップのリサイクルへの取り組みを、楽しく体験してみては。
■おおさかATCグリーンエコプラザ
住所:大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10 ATC ITM棟
HP:https://www.ecoplaza.gr.jp
「循環ガチャ」オープンソースデータ配布HP:https://www.toaster.design/post/bottle-cap-gacha
(Higuchi)