木下喜人氏が村長を務める山梨県丹波山村が、今年10月に8棟を焼く火災があった鴨沢集落の復興支援を目指し、11月15日(金)~2025年2月13日(木)の期間、ふるさとチョイスGCSにて、「ガバメントクラウドファンディング(GFC)」を実施中だ。
費用負担の大きさから、復興が進まない現状
丹波山村の最東端にある集落・鴨沢で、10月8日(火)夜、住宅8棟を全焼する火災が発生。1カ月以上経った今も、現場には燃え残った建物がそのままの状態になっている。
倒壊による二次被害の危険性もあり、一日も早い現場の整備が望まれるが、解体や撤去に要する費用(1棟あたり100万円の見込)の負担の大きさから、復興が進んでいないという。
鴨沢集落の復興支援を目指すクラファンSTART
そこで丹波山村は、鴨沢集落で焼失した住宅の撤去や解体にかかる費用の補助をするため、ふるさとチョイスGCSにて、寄付金を募るガバメントクラウドファンディングをスタート。目標額は800万円で、通常のふるさと納税同様、お礼の品を受け取ることもできる。
集まった寄付金は、焼失した住宅の所有者が建物の撤去や解体を行うために必要な費用の補助や、火災現場周辺の村道の環境整備に係る費用として活用されるとのことだ。
ガバメントクラウドファンディングについて
ちなみに、ガバメントクラウドファンディングとは、すべての寄付がふるさと納税の対象となる、政府(自治体)が行うクラウドファンディングのこと。地域の課題や取り組みを「プロジェクト」として掲載しており、より具体的な使い道を選んでふるさと納税を行うことができる。
ふるさと納税の控除の手続きは、通常のふるさと納税と同じだ。
寄付金の控除・還付を利用しながら地域を応援
ガバメントクラウドファンディングは、2,000円から手軽に寄付が可能。2000円以上であれば控除上限額に合わせた端数調整(例:2,300円)も行えるため、寄付金の控除・還付を最大限に利用しながら、地域を応援することができる。
また、お礼の品をもらわない場合、住んでいる地域に寄付ができ、通常のふるさと納税と同様に控除・還付を受けることが可能。少額から始められることや、自身の住んでいる地域を応援できる点が、ガバメントクラウドファンディングの大きな魅力となっている。
目標達成しなかった場合、支援金が支援者に返金されるクラウドファンディングもあるが、ガバメントクラウドファンディングでは、自治体がふるさと納税での約束の元、事業費を集めているため、目標金額達成されなくても集まった金額が必ず事業に充てられるのもポイント。寄付金が無駄になることはない。
ふるさと納税もできるガバメントクラウドファンディングを通じて、鴨沢集落の復興の支援に手を貸してみては。
ふるさとチョイスGCS:https://www.furusato-tax.jp/gcf/?header
プロジェクト名:10月の火災で8棟が焼失…鴨沢集落の復興を応援してください!
(佐藤ゆり)