読売旅行と旅行読売出版社は、会津鉄道と野岩鉄道と協力して行った「マイレール鉄印コンテスト」での最優秀賞の「オリジナル鉄印」を、12月13日(金)から「鉄印帳DIGITAL」にて期間限定で販売している。
南会津マイレール意識醸成事業の一環
会津鉄道と野岩鉄道は、南会津エリアから首都圏へ直通列車が運行される、重要なアクセスルートの役割を担っている。沿線の少子高齢化や過疎化で利用者の減少が進んでおり、地方公共交通を維持するための意識醸成を目的に、福島県南会津地方振興局は「南会津マイレール意識醸成事業」を行っている。
「マイレール鉄印コンテスト」はこの事業の一環で、計25点の応募から選ばれた最優秀賞2作品が「オリジナル鉄印」となった。
また、この事業では、沿線の小中高生を対象に鉄道乗車や体験活動を組み込んだ南会津周遊のモニターツアーとして、福島民友新聞社の協力で、9月と10月に「新聞記者体験ツアー」を実施した。参加者は、各所で取材体験をして、その後レクチャーを受けながらイベント号外記事を作成する取り組みを行った。
こども記者による取材記事をもとに旅行読売出版社が「マイレールマップ」も編集・作成し、地域住民の意識醸成に役立てていくという。
アプリから「デジタル鉄印」を購入可能
「マイレール鉄印コンテスト」最優秀賞の「オリジナル鉄印」は、「鉄印帳DIGITAL」にて期間限定で販売中。
「鉄印帳」は、第三セクター鉄道等協議会に加盟する40の鉄道会社が2020年から開始した「御朱印帳の鉄道版」。地方鉄道の沿線地域の振興を目的として「鉄印帳」の販売と「鉄印」の記帳を始めた。鉄印帳を購入して、各鉄道会社の指定窓口で乗車券を提示し、記帳料を支払うと、各社のオリジナル「鉄印」がもらえる。
「鉄印」は手書きやスタンプ、プリントなど各社工夫を凝らしたこだわりのデザインとなっている。
さらに2024年3月には、NFT化された「鉄印」をスマートフォンで簡単に購入できるWEBアプリ「鉄印帳DIGITAL」の提供をスタートした。「鉄印帳DIGITAL」のユーザー登録後、鉄道各社の駅などに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取るだけで「鉄印NFT」が購入可能だ。「鉄印NFT」の価格は1個550円(税込)~。
NFTは、ブロックチェーン技術を活用した偽造・複製が困難なデジタル証明書で、「鉄印NFT」には一つ一つ固有の「シリアル番号」が振られ、ユーザーは自分だけのデジタル鉄印を集めることができる。
購入できる場所は、会津鉄道の会津高原尾瀬口駅・会津田島駅・会津下郷駅・湯野上温泉駅・芦ノ牧温泉駅・西若松駅と、野岩鉄道の新藤原駅・龍王峡駅・川治温泉駅・川治湯元駅・湯西川温泉駅・中三依温泉駅・上三依塩原温泉口駅・男鹿高原駅。
会津鉄道・野岩鉄道「マイレール鉄印コンテスト」最優秀賞の「オリジナル鉄印」を手に入れてみては。
最優秀賞鉄印詳細:https://tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp/article/003104.html
鉄印帳について:https://tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp/tetsuincho
(鈴木 京)