
世界文化社は、書籍『ロックフェラー・コレクション アビー・ロックフェラーが愛した北斎と広重「花鳥版画」の世界』を1月17日(土)に発売する。
また、1月17日(土)〜10月12日(月)にかけて、全国4か所を巡回して「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展」も開催される。
名だたる浮世絵師らが描いた王道ジャンル「花鳥版画」

葛飾北斎「牡丹に蝶」大判錦絵 天保2〜3年(1831-1832)頃
「花鳥版画」は、葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、鈴木春信など、名だたる浮世絵師たちが描いた浮世絵である。王道ジャンルの「役者絵」や「美人画」ではなく、この「花鳥版画」を熱心に収集したのが、大富豪ロックフェラー家当主の妻、アビーだった。

左:歌川広重「月下桃に燕」大短冊判錦絵 天保3〜6年(1832〜1835)、右:歌川広重「白梅に寿帯鳥」大短冊判錦絵 天保3〜6年(1832〜1835)
『ロックフェラー・コレクション アビー・ロックフェラーが愛した北斎と広重「花鳥版画」の世界』3,000円(税込)では、アビーが収集した作品の中から、厳選された163点を収録するとともに、専門家による作品解説、コラムなどで多角的に徹底詳解する。
厳選された花鳥版画コレクションが来日

伊藤若冲「雌雄鶏図」木版彩色摺 明和期(1764〜72)頃
アビーが心血を注いで収集した700点あまりの作品はロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館に寄贈されている。2026年は、そのコレクションより厳選した、日本初公開の若冲を含む163点が来日し、全国を巡回する。これらの作品はすべて「ロックフェラー・コレクション アビー・ロックフェラーが愛した北斎と広重「花鳥版画」』にも収録される。

喜多川歌麿「若松に鶴」 大判錦絵 寛政(1789〜1801)後期
「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展」は、1月17日(土)〜3月1日(日)は千葉市美術館、4月18日(土)〜5月31日(日)は山口県立萩美術館・浦上記念館、6月13日(土)〜7月26日(日)は三重県立美術館、8月8日(土)〜10月12日(月)は長野県小布施町の北斎館で、順次開催される予定だ。
なお、千葉市美術館は開館30周年、北斎館は開館50周年を記念して同展を開催する。
展覧会が開催される4館の学芸員が執筆

鈴木春信「秋海棠に蝶と猫 無款」中判錦絵 明和4年(1767)頃
『ロックフェラー・コレクション アビー・ロックフェラーが愛した北斎と広重「花鳥版画」の世界』の編著者は、ロックフェラー・コレクション展実行委員会である。
同実行委員会は、全国の4館で開催される「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展」を実現するため組織された。同書は各館の学芸員により執筆されている。
日本初公開を含む珠玉の「花鳥版画」コレクション。展覧会で作品の放つ輝きを直接体感し、書籍でその背景をじっくりと読み解いてみては。
■ロックフェラー・コレクション アビー・ロックフェラーが愛した北斎と広重 「花鳥版画」の世界
詳細:https://books.sekaibunka.com/book/b10154764.html
(淺野 陽介)