~「話すだけ」で介護現場の課題収集から改善計画まで。8都道府県の伴走支援ノウハウをAIに凝縮~

Care Insight:AIチャットによる課題収集と因果関係図の可視化画面
介護施設向けの生産性向上コンサルティングを手掛けるTrue North(トゥルーノース、本拠地:宮城県仙台市、代表:那須智樹)は、2026年3月16日、介護現場の生産性向上委員会の運営を支援するAIアシスタント「Care Insight(ケアインサイト)」をリリースしました。Care Insightは、厚生労働省「介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン」に準拠し、職員の声の収集から課題の構造化、委員会での議論支援、改善計画の策定・進捗管理までをAIとの対話だけで完結できるクラウドサービスです。無料プランから利用を開始でき、登録は30秒で完了します。
URL:https://www.t-north.jp/care_insight_lp
■ 開発の背景:深刻化する人材不足と形骸化する委員会
厚生労働省の推計によると、2040年度には介護職員が全国で約272万人必要となる一方、2022年度時点の約215万人から約57万人の増員が必要とされています。この深刻な人材不足に対応するため、令和6年度の介護報酬改定では「生産性向上推進体制加算」が新設され、生産性向上委員会の設置・運営が介護事業所に求められるようになりました。しかし、多くの事業所では委員会の運営に課題を抱えています。
【現場が抱える3つの課題】
- 課題収集の困難:現場にアンケートやヒアリングを行っても「人が足りない」「仕事が多すぎる」など漠然とした不満ばかりが集まり、改善につながる具体的な課題が見つからない。
- 委員会の形骸化:定期的に委員会を開催するも状況の報告のみで終了。管理者が一方的に話すだけで議論が生まれず、形だけの参加が職員の負担となっている。
- 打ち手の不在:課題を認識しても具体的な解決策が見えず、精神論で終了。同じ課題が放置され続ける悪循環に陥っている。
Care Insightは、全国8都道府県で介護事業所の生産性向上を伴走支援してきたコンサルタントのノウハウをAIに凝縮し、この「負のループ」を断ち切るために開発されました。
■ Care Insightの特徴:「話すだけ」で最高品質の生産性向上を
Care Insightは、生産性向上委員会の運営における課題収集・分析・議論・計画策定の全プロセスをAIが伴走支援します。難しい操作は一切不要で、AIに話しかけるだけで誰でもプロ品質の改善サイクルを回すことができます。
【POINT 1】「不満」が「課題」へ ― AI課題収集と因果関係図
スタッフにQRコードを共有するだけで、スマートフォンからAIに困りごとを話してもらえます。AIが対話を通じて漠然とした不満を具体的な課題に整理しながら収集。集まった課題は11カテゴリに自動分類され、課題同士のつながりが「因果関係図」(課題間の原因と結果の関係を図式化したもの)として可視化されます。ボトルネックが一目でわかり、委員会での議論の出発点が明確になります。

AIチャットによる課題収集画面
因果関係図による課題の可視化画面
【POINT 2】委員会の「沈黙」が「議論」へ ― AI議論支援
課題に対してAIが適切な問いを立て、その問いを委員会の議題にすることで議論が自然と生まれます。議論の結果をAIに伝えると、さらに深い観点から問いかけ、原因分析が深まります。話した内容はすべてAIが要約・記録するため、議事録作成の手間もなくなります。

AIとの深掘り分析・課題分析シート画面
【POINT 3】「精神論」が「計画」へ ― 改善計画の自動生成
決定した改善策を「誰が・いつ・何を」の具体的なタスクに落とし込み、ガントチャートの叩き台を自動作成します。「この日程を変えて」「これ終わった」と話すだけで計画の修正や進捗記録が可能。AIが進捗管理をサポートし、計画倒れを防ぎます。

進捗管理シート・ガントチャート画面
なお、課題収集と因果関係図による可視化は無料で利用可能です。効果を実感した上で有料プランに移行できるため、導入リスクなくお試しいただけます。
■ 各種加算への対応
生産性向上推進体制加算:Care Insightで課題分析から改善計画の策定・実行までを行うことで、生産性向上推進体制加算における「生産性向上ガイドラインに基づいた改善活動」の実施要件に対応します。
介護職員等処遇改善加算:職場環境等要件の生産性向上のための取組における「業務改善活動の体制構築」「現場の課題の見える化」の要件を満たし、改善計画の実行までを支援します。
■ 今後の展望
将来的には、Care Insightで特定された課題に対して、適切なソリューションの提供まで一気通貫で行える基盤へと発展させていく計画です。True Northが既に提供しているAI音声認識議事録作成アプリ「オトノート」をはじめとする業務アプリと連携し、課題の発見からその解決までをシームレスにつなぐことで、介護事業所の生産性向上を根本から推進する基盤を構築してまいります。
■ 代表 那須智樹のコメント

代表 那須智樹
『何をどうすればいいか分からない』ともがく現場を救いたい。ICTを入れても効果が出ない、どこから手をつければいいか分からない。そんな現場を打破するため、私のコンサルノウハウをすべてAIに注ぎ込みました。Care Insightが、介護現場の皆様にとって生産性向上の羅針盤となり、自分たちの力で現場を変えるための第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
■ True Northについて
True North(トゥルーノース)は、介護業界の生産性向上とDX推進に特化した専門コンサルティング事業者です。「課題を共に解決し、成果を共に喜ぶパートナーとなる」をミッションに掲げ、介護事業所向けの伴走型コンサルティングと、生成AIを活用した業務アプリの開発・提供を行っています。
代表の那須智樹は、東京大学大学院修了後、楽天、NTTデータ経営研究所を経て、前職の株式会社Giver Linkにて全国累計3,500件超の介護事業所ICT導入相談に携わり、蓄積されたデータをもとに厚生労働省主催セミナーへの登壇や15以上の講演で情報発信を行ってきました。現在は8都道府県の介護生産性向上総合相談センター事業において専門アドバイザーとして参画しています。
【主な事業・サービス】
Care Insight:生産性向上委員会の「相談役」AI(本リリース)
伴走支援コンサルティング:課題特定からAIアプリ開発・導入、効果測定、改善定着まで一気通貫サポート
介護生産性向上・DXチャンネル:生産性向上の実践ノウハウを動画で配信するポータルサイト
■ 事業者概要
事業者名:True North(トゥルーノース)
代表者:那須智樹
所在地:宮城県仙台市
設立:2025年4月1日
URL:https://www.t-north.jp/
■ 本件に関するお問い合わせ先
True North
担当:那須 智樹
Email:tomoki.nasu@truenorth-biz.com
お問い合わせフォーム:https://www.t-north.jp/contact