~人と共感して関係を築き、豊かな暮らしを支えるAIの社会実装を目指す~
ウェルヴィル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:松田智子)は、曖昧な表現も理解し応答することが可能な日本語に特化したAI対話エンジン『LIFE TALK ENGINE』(ライフトークエンジン)の開発について発表いたします。本開発は、企業や研究機関、個人との事業・サービス共創を通じて、人と共感して関係を築き、豊かな暮らしを支えるAIの社会実装を目指します。

本取り組みの背景
昨今、日本をはじめ、同様の人口動態をたどる先進国やアジア周辺国において、少子高齢化の進行による生産年齢人口の減少が危惧されており、そうした課題を解決するため、国内でもAIを活用した様々な技術の研究・開発が進められています。また、近年AIの技術は多岐にわたり、画像・音声・映像など深層学習と親和性の高い領域は大きく技術が進歩しています。一方で、今後AIが社会に普及する上で欠かせない、質問応答や自然で自由な会話を実現する対話の領域においては、未だ実用には不十分な状態です。そこで当社は、AIの対話技術に注力して開発を推進し、様々な企業・研究機関・個人との共創を通じて、ライフスタイルに応じたひとりひとりの生活に溶け込み協調するAIの開発を進めております。
『LIFE TALK ENGINE』の概要
『LIFE TALK ENGINE』は、日本語による会話を理解し、人の要求に対応するAI対話エンジンです。日常
生活や業務のあらゆるシーンに適応するために、専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入し、人と会話するAIの脳となる部分を担います。現在は飲食店の注文受付・決済アバター「AIアバターレジ※」など、目的を実行・処理する<業務会話>を社会実装しています。
また、『LIFE TALK ENGINE』は従来のチャットボットやスマートスピーカーと異なり、シナリオ通り
でない急な話題の変化や、日本語特有の曖昧な表現も理解し、即時に応答することができます。通常日本語の会話は、質問と応答が1:1のやりとりばかりではありません。言葉に曖昧性や穴があり、その穴埋めのための会話を続けることで、初めてひとつの質問が完成することが多くみられます。
これまでの技術では難易度の高かった、前後の文脈を読み取り人と自然に対話することが『LIFE TALK ENGINE』では可能になるため、<業務対話>は対面業務の自動化など、コロナ禍における感染症対策としても大きな役割を果たし、様々な事業・サービスのDXを加速させます。
※「AIアバターレジ」について… https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000012385.html
■『LIFE TALK ENGINE』による<業務会話>活用例
1.接客・販売
飲食やアパレル、小売業の店舗で、顧客と会話することで情報を蓄積し、最適な提案をします
2.施設の受付・コンシェルジュ
非接触で安全に対面接客し、施設や状況に応じた的確な案内ができます
3.医療施設
事前問診や情報のデータベース化など、医療関係者の業務負担を軽減します
4.コールセンター
フロー通りの確認を経ることなく、顧客の困りごとを柔軟且つスピーディーに解決します
5.エンターテインメント
IPを活用したアバターと連携し、個別のファンコミュニケーションが可能です
今後の展開
『LIFE TALK ENGINE』の対話技術の進化は<業務会話><自由会話><自律会話>と3つのステップに分けており、現在、人の音声から感情を読み取り、人と同様に表現することができる<自由会話>の開発に取り組んでおります。また、数年後には人と共感し寄り添う<自律会話>を実現させるための開発も進めます。
今後も当社は、様々な企業・研究機関・個人との共創を通じて、生活に溶け込み、ひとりひとりの豊かな暮らしを支えるAIの実装を目指してまいります。
■『LIFE TALK ENGINE』3ステップの進化

共創パートナーの募集について
『LIFE TALK ENGINE』と連携可能な企画・技術開発や、 『LIFE TALK ENGINE』の導入を通じたDX・サービス提供などを実現する、共創パートナーを募集しております。導入前のシステム開発から運用支援まで、トータルでサポート可能です。詳細につきましては、お問い合わせください。
ご相談・お問い合わせ先 contact@wellvill.com
【ウェルヴィル株式会社】
設立 :2018年11月9日
代表者 :代表取締役CEO 松田智子
所在地 :東京都文京区本郷7丁目3-1
東京大学分子ライフイノベーション棟 504号室
事業内容:次世代デバイスやAI、RPAの技術開発
URL :https://wellvill.com/