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株式会社エナリス

5年間のVPP実証が完結 成果がVPPプラットフォームサービス提供などに結実

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再エネ主力電源化・カーボンニュートラルに貢献

株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏、以下、エナリス)は、KDDIと共同で、2016年度から実施してきた経済産業省「バーチャルパワープラント構築実証事業」の最終年度(2020年度)実証を終了しました。エナリスでは、この5年間の実証事業の成果をもとに、4月1日からVPP(※1)プラットフォームサービスの提供を開始したほか、4月から開設された需給調整市場に需要側リソースを束ねるアグリゲーターとして市場入札することを予定しております。

エナリスは、2020年度、17社から成るコンソーシアムを組成して実証事業を実施しました。アグリゲーター事業の実事業化を目指す事業者が多く含まれていることが、本コンソーシアムの特徴です。
需給調整市場を見据えた三次調整力(※2)制御の成功率向上および市場価格に連動したディマンドリスポンス(DR)の経済効果検証では、産業用蓄電システムや自家発電機を用いた三次調整力2.制御において成功率100%を達成。需給調整市場で求められる要件を満たすことを確認しました。
また、独自実証として、再生可能エネルギーをアグリゲート(集約)した場合の発電量予測誤差の検証および需要側リソースとの連携可能性を検証する需給一体調整モデル実証も実施し、発電側リソースのアグリゲーションという領域拡大に取り組みました。

エナリスでは、5年間の実証成果をもとに、需要側リソースを束ねるアグリゲーターのためのプラットフォームサービスを開始しましたが、再エネ主力電源化を達成するためには、需要側アグリゲーターに加えて発電側リソースを束ねるアグリゲーターを育成し、需要側と発電側のリソースアグリゲート間でバランスをとっていくことが必要と考えています。2020年度に実施した発電側リソースアグリゲーションに資する実証の成果をもとに、2021年度も引き続き、こうした再エネアグリゲーションに必要なプラットフォーム機能の充実につとめてまいります。

エナリスは、再エネ主力電源化ならびにカーボンニュートラルに資する技術開発・サービス開発を推進し、エネルギー社会の高度化に貢献していきます。

実証概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/70390/table/8_1.jpg ]

※1:太陽光発電、蓄電池、電気自動車、省エネなど小規模な設備にデジタル技術を用いて統合制御することで火力発電所のような大型発電所と同様の機能を提供する技術。

※2:送配電事業者が需要と供給を一致させる際に使う供給力(=調整力)を取引する市場。調整力は周波数を維持し、安定供給を果たす重要な役割を担う。

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