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スプライングローバル株式会社

知識習得の先にあった壁 看護過程学習における判断プロセスを可視化

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佐賀大学とスプライングローバル株式会社の共同研究により学習行動データから新たな教育的示唆を獲得

スプライングローバル株式会社(東京都千代田区、代表取締役 藤松良夫)は、佐賀大学医学部看護学科および理工学部と共同で、動画教材と確認テストを組み合わせた学習行動分析による看護過程教育の実践研究を行いました。

これまでの看護教育では、テストの点数やレポート評価を通じて学生の理解度を測ることが中心であり、学生がどの場面で迷い、どのように判断しているのかといった思考過程を客観的に把握することは困難でした。

今回の研究では、インタラクティブ動画内に確認テストを組み込み、正答率に加えて回答時間や視聴行動といった学習行動データを取得・分析することで、学生の判断プロセスそのものを可視化することに成功しました。その結果、用語理解や枠組み整理、数値予測といった基礎知識は高い水準で定着している一方で、患者家族の発言など主観的情報を解釈・統合する場面において迷いが集中していることが明らかになりました。

学習管理基盤上での再生画面(講義)

学習管理基盤上での再生画面(テスト)

これは、学生の能力不足を示すものではなく、知識習得の次の段階として「情報を意味づけて判断する力」の育成が重要な教育課題として浮かび上がったことを意味します。
さらに、個別設問の正答率が高いにもかかわらず全体平均点が低下する傾向が見られ、学習行動(途中離脱や未回答)が成績評価に影響している可能性が示されました。点数のみでは学習実態を十分に捉えきれないことも、本研究から明確になっています。

本研究の意義は、これまで見えなかった学生の思考過程をデータで可視化し、教育改善の焦点を具体的に特定できた点にあります。

学生の回答時間と正誤を同時に可視化することで、知識理解と判断に迷いが生じる瞬間を捉えた分析画面


学生が「いつ学んでいるか」を捉えた分析画面

佐賀大学 医学部 看護学科 鈴木教授との共同研究として、本研究成果を踏まえた教育改善の可能性について検討を進めています。まずは一部の授業において、知識確認に加えて判断過程を重視したケーススタディ型の教材設計を試行し、その効果を検証していく予定です。

本研究成果は、2026年3月4・5日に信州大学で開催される「UeLAフォーラム/JADE & UeLA合同フォーラム」において、大学教育や学習分析の実践事例としてポスター発表される予定です。

■ 研究実施体制
研究代表者:
 鈴木 智惠子(佐賀大学医学部看護学科 小児看護学領域 教授)
共同研究者:
 大坪 美由紀(佐賀大学医学部看護学科 小児看護学領域 助教)
 米満 潔(佐賀大学理工学部 特任講師)
 藤松 良夫 (スプライングローバル株式会社 代表取締役)

スプライングローバル株式会社は、「動画活用を社会の当たり前にする」ことをミッションに、インタラクティブ動画技術と学習データの活用を通じて、大学・教育機関および企業に対する教育・DX支援を行っています。高等教育機関における授業改善や学習分析の取り組みと、企業研修における人材育成の両面から、学習の可視化と継続的な改善を支援しています。

【スプライングローバル株式会社について】
代表者: 代表取締役 藤松 良夫
所在地: 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-2-1 武蔵野ビル2階
設立: 2019年
事業内容: 動画DX・インタラクティブ動画プラットフォームの開発・導入支援
URL: https://splineglobal.com/
E-mail:info@splineglobal.com

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