国内最大級の防衛AI技術コンペティションにおいて、対戦型マルチエージェント制御の最高難度競技を制し、初参加・初優勝を達成
株式会社Spakona(本社:東京都渋谷区 代表取締役:河崎 太郎)は、防衛装備庁が主催する、国内最大級の防衛AI技術コンペティション「第4回 空戦AIチャレンジ」オープン部門において、総合1位を獲得しました。Spakonaチームは初参加ながら初優勝という結果を収め、対戦型マルチエージェント制御における技術力を証明しました。

■「第4回 空戦AIチャレンジ」オープン部門総合1位獲得の背景
「第4回 空戦AIチャレンジ」は、防衛装備庁が主催し、SIGNATEが運営する、防衛分野における国内最大規模かつ公式のAI技術コンペティションです。空戦シミュレータ上で複数の航空機を同時に制御し、敵味方がリアルタイムで対戦する環境において、将来的な防衛技術への応用を見据えた戦術判断AIアルゴリズムの性能を競います。
本大会では、対戦型マルチエージェント制御という防衛AI分野でも最高難度の課題が設定されており、限られた計算資源や厳格な実行時間制約のもとで、実運用を強く意識したAI設計力が求められます。対戦結果は、対戦型競技における標準的な指標であるGlicko-2レーティングに基づいてスコア化され、多数回の対戦を通じて性能の安定性や再現性も含めて評価されます。
最終順位は、対戦結果による定量評価に加え、アルゴリズムの合理性や独自性を外部有識者が厳正に審査する定性評価を合算して決定され、所属や実績に依らず、純粋な技術力のみが問われる大会となっています。
◆第4回 空戦AIチャレンジの最終結果はこちら:https://www.mod.go.jp/atla/kousouken/aichall_the4th.html
Spakonaチームは以下の点が高く評価され、総合1位の結果につながりました。
1. 「The Bitter Lesson」の徹底実践
人間の知識やルール(ヒューリスティックス)に頼らず、計算資源と汎用的な強化学習アルゴリズムの力を最大限に引き出すアプローチを採用。
2.トップレベル研究者・実務家によるチーム構成
シニアチーフリサーチサイエンティスト 和地 瞭良氏
IBM東京基礎研究所を経て2022年、LINE(現LINEヤフー)に入社。専門は強化学習の理論と応用。NeurIPSなど難関国際会議での論文発表多数。特に、大規模言語モデルなどの基盤モデルのための強化学習および安全性を考慮した強化学習などの研究に従事。著書(共著)に『強化学習から信頼できる意思決定へ』。

AIエンジニア 青木 栄太氏
1990年生まれ。HEROZ株式会社にてゲームAIの開発に従事。その後、株式会社グリッド、続いて600株式会社にて、実社会の計画最適化システムの開発を担当。
プログラミングコンテストでは「thunder」として活躍し、国際学会「IEEE Conference on Games」で開催されるゲームAIコンペティションにおいて通算12回の優勝を果たす。
著書に『ゲームで学ぶ探索アルゴリズム実践入門 ~木探索とメタヒューリスティクス』(技術評論社)があり、AtCoder公式イベントなどでの講演を通じて教育・普及活動にも力を注いでいる。

Spakona 代表取締役/AIエンジニア 河崎 太郎
大学院卒業後はソフトバンク株式会社に入社。Beyond AIプロジェクトに携わり、AIに関する共同研究及び研究成果の事業化に従事した。2020年8月にDaedalus株式会社を設立、CEOを務める。
※2024年に株式会社Spakona(スパコナ)に社名変更。

■技術に関する解説
本大会で用いた具体的な技術手法・設計思想については、Qiitaにて解説記事を順次公開しています。防衛・ロボティクス・マルチエージェント強化学習に関心を持つ研究者・技術者の皆様に向け、再現性と学術的価値を重視した内容を発信しています。
Qiita URL:
第4回空戦AIチャレンジ最終一位チームの「最終解法」https://qiita.com/TaroKawa_Spakona/items/0a2f110216f4d00f295c
第4回空戦AIチャレンジ最終一位チームの学習を伴わないエージェントの開発https://qiita.com/TaroKawa_Spakona/items/555d39203dbe004786d6
第4回空戦AIチャレンジ最終一位チームの「まぼろしの初期戦略」https://qiita.com/TaroKawa_Spakona/items/030ea6c0656b19264540
■ 防衛装備庁主催「第4回 空戦AIチャレンジ」概要
対戦型空戦シミュレーション環境において、複数エージェントを同時に制御し、戦術的優位を獲得するAIアルゴリズムの開発力を競う技術コンペティション。国内の研究者・企業・エンジニアが多数参加する、防衛分野における代表的AI競技の一つ。
※詳細はこちら:https://user.competition.signate.jp/en/competition/detail/?competition=de1556abda294254b30bdec61520f764&leaderboard=private
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Spakonaではエンタープライズ向けAIシステムの開発で培った技術力を基盤に、新たにDefense Tech領域への参入を開始します。事業拡大に伴い、サービス開発やAI・システム開発を担っていただくエンジニア職の方を募集しています。募集職種の詳細は下記リンクよりご確認ください。
https://ionian-tarn-ecc.notion.site/Spakona-1b5d837004da8082849ceda4cf41ce13
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■株式会社Spakona 会社概要
最先端AI技術のコンサルティング・開発・保守を一貫して行っています。画像処理や3次元処理、数理最適化など幅広いAI技術を有し、企業課題に最も効果を発揮するAI技術の選定が可能です。トヨタ自動車株式会社やアート引越センター株式会社など、大手企業との協業実績も豊富です。
名称 :株式会社Spakona
所在地 :東京都渋谷区東2-17-11 東SSビル6階
代表者 :代表取締役社長 河崎 太郎
創業日 :2020年8月7日
事業内容:法人向けソフトウェアサービスの企画・開発・運営
会社HP:https://spakona.co.jp/
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/company_8904649