~AI×人のハイブリッドと伴走型コーチングが継続を左右~
ビズメイツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 伸明、以下「当社」)は、仕事上の必要性をきっかけに1年以内に初級レベルで英語学習を始めた社会人500名を対象に「ビジネス英語初心者の学習課題とサポートニーズ実態調査」を実施しました。
調査の結果、ビジネス英語初心者の約9割が学習開始時に「何から勉強すればよいか分からない」と感じており、最大の壁として「自分に合う学習方法が分からない」が挙がりました。継続の鍵は、学習方法・進め方の道筋に加え、成長実感の可視化と、失敗不安を下げて挑戦を促す心理的安全性にあることが示されています。
また、AIを活用した学習については、AI単独での継続や学習設計にハードルを感じる層が過半数となりました。人によるサポートでは「学習の進め方・取り組むべき内容の助言」が最も求められており、知識を教えるだけでなく、学習の方向性を示して前に進める支援や、必要に応じた伴走型サポートへのニーズがうかがえます。これらを踏まえると、AIで学習効率を高めつつ、人の支援で学習方法の選択とモチベーション維持を支える「ハイブリッド設計」に、必要に応じて「伴走型コーチングサービス」を組み込むことが、継続と成果創出につながる有効なアプローチと考えられます。
ビジネスのグローバル化が進むなか、英語力は「あれば有利」から「なければ不利」へと位置づけが変わりつつあります。学習の入口で迷いやすい初心者をいかに支え、継続と成長へつなげるかは、今後の英語学習サービスに求められる重要なテーマといえます。

■調査概要
- 調査名:ビジネス英語初心者の学習課題とサポートニーズ実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2026年2月3日~同年2月5日
- 有効回答:仕事上の必要性をきっかけに、1年以内に初級レベルで英語学習を始めた社会人500名
構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■学習開始時に「何から勉強すればよいか分からない」と感じた初心者は約9割
Q1「英語学習を始める際に『何から勉強すればよいか分からない』と感じたことがありますか。」(n=500)では、「かなりある」52.4%、「ややある」が36.6%となり、合計89.0%(約9割)が学習開始時に戸惑いを経験していることが分かりました。なかでも「かなりある」が過半数を超えている点は、初心者層にとっての障害が学習内容以前に、学び方の選択(何を・どの順番で・どう進めるか)にあることを示唆します。

Q1.英語学習を始める際に『何から勉強すればよいか分からない』と感じたことがありますか。
■英語が必要になった理由、約8割が「昇進・評価」「業務環境の変化」など外的要因がきっかけ
Q2「英語が必要になった理由として、最も当てはまるものをお選びください。」(n=500)では、「昇進・評価・役割変更などにより、英語力が必要になったため」40.2%が最多で、「会社の方針や業務環境の変化により、英語対応が求められるようになったため」38.6%が続き、両者で78.8%(約8割)を占めました。
一方、「将来のキャリアの選択肢を広げるため」13.6%、「自己成長・スキルアップのため」7.4%など自発的な動機は合計21.0%にとどまり、学習開始の多くが外的要因に起因している構図がうかがえます。

Q2.英語が必要になった理由として、最も当てはまるものをお選びください。
■学習開始時の不安は「会話レッスンで話せないこと」25.0%が最多、「時間確保」24.0%が僅差で続く
Q3「英語学習を始める際、最も不安だった点をお選びください。」(n=500)では、「会話レッスンでうまく話せず、会話が続かないこと」25.0%が最多となり、「学習に必要な時間を確保できるか分からなかったこと」24.0%が僅差で続きました。
また、「時間確保」24.0%と「継続への自信」18.6%を合わせると42.6%となり、学習内容以前に「続けられるか」への不安が大きく、開始時点で“挫折リスク”を抱える層が少なくないことがうかがえます。

Q3.英語学習を始める際、最も不安だった点をお選びください。
■英語学習で最大の壁は「自分に合った学習方法が分からない」が22.8%で最多、「成長実感の欠如」19.0%が続く
Q4「英語学習において、これまでに感じた最も大きな壁は何ですか。」(n=500)では、「自分に合った学習方法が分からない」22.8%が最多、「成長を実感できずモチベーションが続かない」19.0%が続きました。
また、上位4項目(学習方法22.8%/成長実感19.0%/時間確保15.8%/継続習慣13.4%)を合計すると71.0%に達し、初心者の壁は英語そのものの難しさというより、「進め方の選択」と「継続設計」に集中していることが分かります。
学習手段が多様化する一方で、初心者ほど「自分に合う方法」を選び切れず、成果実感を得る前に停滞しやすい構造が示唆されます。(Q1の「学習開始時の迷い」とも整合)

Q4.英語学習において、これまでに感じた最も大きな壁は何ですか。
■約7割が成長実感ありも、約2割は実感なしー継続には"実感の可視化"が示唆
Q5「現在の英語学習で『成長している』という実感がありますか。」(n=500)では、「十分にある」22.2%、「ある程度ある」51.4%で、合計73.6%(約7割)が成長実感を持っている一方、「あまりない」17.2%と「全くない」4.4%を合わせた21.6%(約2割)は成長を実感できていないことが分かりました。
また、最大のボリュームゾーンが「ある程度ある」51.4%で強い確信には至っていない層が過半数を占めています。成長実感が弱い状態が続くとモチベーションが揺らぎやすいため、学習の継続を支える観点では、小さな進捗を可視化し、フィードバックとして返す仕組みの重要性が示唆されます。

Q5.現在の英語学習で『成長している』という実感がありますか。
■ 学習手段は「オンライン英会話」36.0%、「対面型スクール」34.6%が上位-上位4手段が約3割で拮抗
Q6「現在利用している英語学習の手段をすべて教えてください。(複数回答)」(n=500)では、「オンライン英会話」36.0%が最多で、「対面型の英会話スクール」34.6%が続きました。さらに、「英語コーチングサービス」30.6%、「英語学習アプリ(AI機能含む)」29.4%となり、上位4手段が拮抗しています。
複数回答であることを踏まえると、学習者は一つの方法に固定せず、目的や生活状況に応じて手段を組み合わせている様子がうかがえます。また、「ChatGPT等の生成AIツール」18.0%も一定の利用が見られ、初心者層においてもAIが学習手段の選択肢として浸透しつつあることが示唆されます。

Q6.現在利用している英語学習の手段をすべて教えてください。(複数回答)
■AI活用学習、「AIだけで継続は難しそう」34.6%最多、「AI単独での継続は難しい」と感じる層が過半数
Q7「AIを活用した英語学習について、あなたのイメージに最も近いものをお選びください。」(n=500)では、「AIだけで継続は難しそう」34.6%が最多となり、「英語学習に使うイメージがない」26.2%が続きました。「AIが自分に合う学習法を見極めて提案するのは難しそう」17.6%も含めると、過半数がAI単独での継続や学習設計に不安を感じていることが分かります。
一方で「弱点把握には使えそう」9.4%や「単語・文法の反復向き」4.4%など、用途を限定した活用への期待も見られました。「会話練習についてはAIで十分」は1.8%にとどまり、会話領域ではAI完結よりも別の学習手段を求める傾向が示されました。

Q7.AIを活用した英語学習について、あなたのイメージに最も近いものをお選びください。
■ 人によるサポート、最も求められるのは「学習の進め方への助言」38.2%─"教える人"より"導く人"
Q8「英語学習で、人のサポートが必要だと思う場面をすべて選んでください。(複数回答)」(n=500)では、「自分に合った学習の進め方・取り組むべき内容の助言がほしいとき」38.2%が最多となり、「相手の英語が理解できないとき」34.4%が続きました。学習の入口で迷いやすい実態(Q1)や学習方法選択が壁になりやすい傾向(Q4)を踏まえると、初心者が求めているのは「英語を教えてくれる人」より、「学びの方向性や優先順位を示す存在」であることが分かります。
また、「日本語で説明してほしい」「会話が続かない」「間違いを気にせず練習したい」といった回答から、安心して学べる環境へのニーズも見られました。さらに「英語が意図通り伝わっているか確認したい」18.8%、「発音・文法を直してほしい」16.4%、「業務で使える表現・言い換えを知りたい」10.4%、「学習進捗・成長を定期チェック」13.2%も挙がっており、継続を支える伴走型の支援へのニーズもうかがえます。

Q8.英語学習で、人のサポートが必要だと思う場面をすべて選んでください。(複数回答)
■月額予算は「1万~2万円未満」31.2%が最多、2万円以上も39.2%―初心者でも支出水準
Q9「英語学習に毎月かけられる予算の上限を教えてください。」(n=500)では、「1万~2万円未満」31.2%が最多となり、「2万~3万円未満」23.6%が続きました。また、月額1万円以上を許容する学習者は約7割、2万円以上も約4割に達しており、ビジネス英語初心者でも英語学習に一定の支出を見込む層が多いことが分かりました。Q2で「昇進・評価」や「業務環境の変化」といった外的要因が学習開始の中心だったこともふまえると、英語学習が「仕事に直結するスキル強化」として位置づけられている実態が反映されていると考えられます。

Q9.英語学習に毎月かけられる予算の上限を教えてください。
■今後利用したいサービス、最多は「まとめて受けられるオンライン英会話」ー「伴走型コーチング」も上位に
Q10「今後利用してみたい有料の英語学習サービスを教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=500)では、「まとめて受けられるオンライン英会話」31.0%が最多となり、「業務シーン別ビジネス英語レッスン」29.8%、「毎日1レッスンの定額オンライン英会話」28.4%が続きました。上位3つはいずれもオンライン英会話関連の選択肢が占めています。
この結果は、初心者が求めているのが知識のインプットだけでなく、英語を実際に使うアウトプットの場であることに加え、受講の柔軟性(まとめて/毎日)や業務シーンに直結した学習が重視されていることを示唆します。
また、「学習計画からの伴走型コーチング」25.4%も上位に入り、Q7・Q8で見られたAI単独での継続・学習設計のハードルや、人による助言ニーズとあわせて、学習の方向づけと継続を支える伴走型のコーチングサービスへの関心の高さもうかがえます。

Q10.今後利用してみたい有料の英語学習サービスを教えてください。(上位3つまで回答可)
■自由回答で多かったのは「仕事の再現」「弱点フィードバック」「業界・職種別コーチング(伴走)」
Q11「英語学習サービスで、『あったら助かる/続けやすくなる』機能やサポートを具体的に教えてください。(自由回答)」(n=500)では、要望は大きく3つに整理できます。
1つ目は、実際の業務を再現したアウトプット練習です。たとえば「最近英語を使った仕事のやり取りを再現して、『本当はどう言えばよかったか』をロールプレイで学べるとよい。」という声があり、学習を“今の仕事”に直結させたいニーズがうかがえます。
2つ目は、弱点が分かり、改善点まで示されるフィードバックです。「弱点をピンポイントで指摘してほしい。」という声に代表されるように、自己判断の難しさを補う支援が求められています。
3つ目は、業界・職種に合わせた伴走型コーチングです。「技術などの専門英語に特化したコーチングがあれば、続けやすくなる。」といった声もあり、汎用的な学習よりも“自分の業務に直結する学び”が継続の後押しになる可能性が示唆されます。
<その他の自由回答で得られた声(傾向)>
自由回答では上記の3点に加えて、学習を「続けやすくする」観点から、次のような声も見られました。
・学習の継続を支える仕組み:日程調整や振替、リマインド、モチベーション維持のための声かけ・アドバイス、進捗管理など
・質問・相談のしやすさ:分からない点をすぐに聞ける窓口、チャット相談、24時間質問できる環境など
・学習体験の工夫:ゲーム感覚で楽しく学べる設計や、学習を習慣化しやすい仕掛け、他者と一緒に学べるソーシャルな要素など
・費用面の工夫:割引やキャンペーン、継続に応じた料金優遇など
・具体的な機能要望:発音チェック・採点、シャドーイング、英作文に特化した支援、弱点分析と改善提案、復習履歴の管理など
■まとめ
本調査から、ビジネス英語初心者が直面する最大の課題は、「学習方法の選択」と「継続のモチベーション維持」であることが示唆されました。学習開始時点で約9割が「何から勉強すればよいか」に迷い、学習を進める中でも「自分に合う学習方法が分からない」が最大の壁として挙がっています。学習手段が増えるほど、初心者ほど選び切れず停滞しやすい構造がうかがえます。
英語学習の動機は昇進や業務環境の変化といった外的要因が中心で、忙しい日常の中で継続するには 「何を、どの順で」学ぶかの道筋と、成長実感を得られる仕組みが欠かせません。初心者は会話や失敗への不安、時間確保といった不安を抱えながらも、今後利用したいサービスではオンライン英会話が上位を占め、知識のインプットよりもアウトプットの場への期待が強いことも明らかになりました。
AI活用については、AI単独での継続や学習設計にハードルを感じる層が過半数を占めました。AIの強みは、反復練習や弱点の把握、即時フィードバックなど、学習の効率と量を高めることにあります。一方、人の強みは、学習者の業務や課題に応じて優先順位を整理し、学習の道筋を示すこと、さらにアウトプット場面で表現を調整し、心理的安全性を確保しながら継続を後押しすることにあります。実際に、最も求められているのは「学習の進め方・取り組む内容の助言」であり、初心者が求めているのは“教える”支援よりも“導く”支援であることがうかがえます。
自由回答でも、仕事を再現したロールプレイや弱点の可視化、業界・職種に合わせた伴走型コーチングへの要望が見られました。ビジネス英語初心者にとっては、学習効率以上に、仕事で使える状態までの道筋と、それを続け切る支援が鍵になります。
今後は、AIで学習効率を高めつつ、人の支援で学習方法の選択とモチベーション維持を支える「ハイブリッド設計」に、必要に応じて「伴走型コーチングサービス」を組み込むことが、継続と成果創出に向けた有効なアプローチになると考えられます。
≪調査結果のご利用にあたって≫
本調査は、ビジネス英語初心者の学習課題とサポートニーズの実態を示す調査として、報道・研究・施策立案などに幅広くご活用ください。
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語学事業では、ビジネス特化型オンライン英会話サービス「Bizmates(ビズメイツ)」を中心に、コーチングとアプリを組み合わせたハイブリッド学習プラットフォームを提供するほか、および外国籍人材向けのビジネス特化型オンライン日本語学習サービス「Zipan(ジパン)」を展開。人材事業では、IT・機電エンジニアを中心とするグローバル人材を日本企業に紹介する「G Talent(ジータレント)」、および採用プラットフォーム「GitTap(ギットタップ)」を運営しています。
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