事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(代表取締役:福澤 秀一)が運営する業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は、2月22日の「猫の日」に向け、「ペットと入れる老人ホームに関する意識調査」を発表します。

調査の背景:2月22日は「猫の日」
高齢者によるペットの飼育放棄が社会課題に。大切な家族とできるだけ長く一緒に暮らすペット可老人ホームに注目
超高齢社会の日本において、ペットも人と同じく高齢化・長寿化しています。ペットと飼い主が末長く暮らせるようになった反面、近年は「飼い主である高齢者の病変、逝去によるペットの飼育放棄」が課題となっています。飼い主が高齢になり、体が衰えてもペットと暮らし続ける方法の一つとして、「ペットと入れる老人ホーム」の存在に注目が集まっています。2026年1月時点で「LIFULL 介護」に掲載されている老人ホーム全体のうち、ペットと入れる老人ホームの割合は約9%とまだ少数ではあるものの、ペットの長寿化や高齢者のライフスタイルの多様化を背景に今後増加していくことが期待できます。
そこでLIFULL 介護では2月22日の「猫の日」に向けて、50代以上でペットを飼育している方を対象に、「ペットと入れる老人ホームに関する意識調査」を実施しました。
調査サマリー
・可能な限りペットと長く暮らしたい人はおよそ8割。一方で約2割は年齢を理由にペットを手放すことを検討
・ペットと長く暮らすことを望む人が多い一方6割以上がペットと入れる老人ホームがあることを「知らない」
・「ペットと入れる」ことを老人ホーム選びで重視したい人は6割にのぼる
・「アニマルセラピーがある老人ホーム」もペット飼育者の6割は「探す際に重視したい」と回答
・ペットと入れる老人ホームを選ぶ際に気になる点、第1位は「ペットに他の入居者からの理解があるか」。また「自身の死後のペットの行き先」も関心を集める
可能な限りペットと長く暮らしたい人はおよそ8割。一方で約2割は年齢を理由にペットを手放すことを検討

ペットといつまで暮らしたいかを尋ねたところ「自分が死ぬまで可能な限りペットと過ごしたい」は23.6%、「自分で世話ができる間はペットと過ごしたい」は51.8%と、合わせて75.4%が可能な限りペットと長く暮らしたいと考えていることが分かりました。一方で、「将来を考えある程度の年齢でペットの飼育を終えたい」も17.8%と約2割を占める結果となりました。
高齢期の心身の不調は突然訪れるもののため、ある日突然介護が必要になり、自分でペットの世話ができなくなってしまうこともあります。そうした急変に備えて、本当はペットと一緒に長く暮らしたいと思いながらも、諦めている方も一定数いることが推測できます。
ペットと長く暮らすことを望む人が多い一方、6割以上がペットと入れる老人ホームがあることを「知らない」

ペットと入れる老人ホームがあることについて、「知っている」が35.5%、「知らない」が64.5%と、ペットを飼っている人でもその認知率は4割未満であることが明らかになりました。
可能な限りペットと長く暮らしたいと考える人が約8割である一方で、それを実現する「ペットと一緒に入れる老人ホーム」という選択肢についてはまだあまり知られていなかったり、考えられていなかったりする可能性があります。
「ペットと入れる」ことを老人ホーム選びで重視したい人は6割にのぼる

ご自身が入居する老人ホームを選ぶにあたって、「ペットと入れる」ことをどの程度重視したいかを尋ねたところ、「最も重視したい」が17.3%、「できれば重視したい」が47.6%と、合わせて6割以上の人が重視したいと考えていることが明らかになりました。
ペットと一緒に生活ができることは、小さな命を守らなければいけないという思いから日々に意欲が生まれ、生活リズムが安定し、運動不足も解消できることから入居者ご本人の生活の質の向上が期待できます。また、老人ホーム側にとっても入居者の生活意欲や日常の活動性が保たれれば、自立した生活が比較的長く維持されることから、介護負担の急激な増加を防ぐことにつながります。結果としてスタッフのケアが安定し、施設全体の落ち着いた生活環境を保ちやすくなる点でメリットがあります。
ペットと入れる老人ホームを選ぶ際に気になる点、第1位は「ペットに他の入居者からの理解があるか」。また「自身の死後のペットの行き先」も関心を集める

ペットと入れることを老人ホーム選びで「最も重視したい」「できれば重視したい」という方に、入居する上での不安や気になる点について聞いたところ、最も多かったのは「他の入居者もペットとの暮らしに理解があるか」(65.0%)となりました。
老人ホームは食事やレクリエーション等で入居者同士が顔を合わせる機会が多い共同生活の場です。ペットと暮らすライフスタイルに他の入居者からどれだけの理解が得られるかは、入居を継続できるかどうかに関わってきます。施設によっては、ペット可のフロアとそうでないフロアとがエリア分けされているなど、共同生活を営む他の入居者への配慮がルールで整備されているところがあるため、見学にいった際にペットとの生活ルールを確認することで他の入居者とのトラブルを避けられる可能性があります。
また、「自身の死後にペットの行き先を確保できるか」を気にしている人は60.5%となりました。多くの施設では入居者ご本人の逝去後、ペットは保証人等に引き取られるケースが多いですが、施設で飼育し続けてくれるケースもあるため、事前にご家族など、保証人となる人と話し合えると良いでしょう。
「アニマルセラピーがある老人ホーム」もペット飼育者の6割は「探す際に重視したい」と回答

自分が入居する老人ホームを選ぶにあたって「アニマルセラピーがある」ことを「最も重視したい」が13.5%、「できれば重視したい」が51.3%と、あわせて6割以上が老人ホーム探しの条件として重視したいと考えていることが分かりました。
入居者によるペット飼育とは別に、犬や猫、小動物と触れ合える「アニマルセラピー」を実施している老人ホームも近年みられるようになっています。アニマルセラピーでは、動物による癒しが得られるほか、入居者同士のコミュニケーションの促進や、散歩やお世話によって体を動かすきっかけができ、人気のレクリエーションです。お世話の手間や本人が逝去した後のペットの処遇などを気にすることなく、暮らしの中で動物に癒されることができるため、動物が好きな方にとってはおすすめの条件です。
「ペット可」かどうかだけではなく費用や条件、入居者の逝去後の方針についても確認を
―LIFULL介護編集長 小菅のコメント

今回の調査では、ペットと長く暮らしたいと考える人が約8割にのぼる一方で、「ペットと入れる老人ホーム」があることを知っている人は4割未満にとどまり、強い需要があるにもかかわらず、情報が十分に届いていない実態が明らかになりました。
ペットと入れる老人ホームがあることの認知率が高まることで、年齢を理由にペットと暮らすことを自ら諦める、またはやむを得ずペットを手放してしまうことの抑止にもなりうると考えられます。また、ペットと入れる老人ホームはまだ多いとはいえず、その希少性に注目されがちです。しかし検討の際は、入居後の暮らしを具体的に確認し、行き違いを防ぐ視点が欠かせません。
まず費用面です。ペットを飼っていない入居者と比べ、入居一時金や敷金が上乗せされるのが一般的です。また清掃強化や臭気対策などにより、ペット用管理費が設定され、月額で数千円から数万円程度上乗せされるケースがあります。
次に飼育できるペットの条件です。対象は犬や猫が基本で、熱帯魚や小鳥、爬虫類などは認められない場合があります。犬や猫についても中型までとされ、体重制限や頭数制限が設けられているのが一般的です。
さらに確認したいのが日常生活の様子です。散歩はどこで行うのか、共用部では抱きかかえやケージが必要なのか。食事や来客時にペットはどのように過ごすのかといったことについても確認できると良いでしょう。こうした確認の積み重ねが、入居後の満足度にも影響します。
そして特に重要なのが、飼い主の身体機能が低下したときや、逝去した後にペットをどうするのかという点です。多くの場合は身元引受人が引き取ることになりますが、なかには施設で飼育を継続するケースもあります。
ペットは家族の一員である一方、老人ホームは共同生活の場でもあります。ペットと入れるという条件だけで判断せず、他の入居者との関係性や、介護サービス・生活援助も含めた支援体制まで具体的に確認することが、後悔しにくい選び方につながります。
調査概要
調査期間:2026年1月28日~29日
調査対象:ペットを現在飼育している50歳以上の男女550人
調査主体:株式会社LIFULL senior
調査手法:インターネット調査
※グラフは小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
※ 本リリースの内容をご利用の際は「老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』」と明記をお願いします。
株式会社LIFULL senior について
「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。
株式会社LIFULL senior 概要
会社名:株式会社LIFULL senior(ライフル シニア)
所在地:東京都千代田区麹町1丁目4−4
代表取締役:福澤 秀一
設立:2015年7月1日
事業内容:
老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』の運営
https://kaigo.homes.co.jp/
遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』の運営
https://m-ihinseiri.jp/
介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』の運営
https://lp.kaimonoc.jp/
自治体向け買い物弱者支援ツール『買い物コネクト』の運営
https://lp-g.kaimonoc.jp/
介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信するウェブメディア『tayorini』(たよりに)の運営
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/
株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」などの事業展開を行っています。