命が尽きるその瞬間まで、新たな曲を作りたい。世界的音楽家、最後の言葉。海外の多くのファンが待ち望んでいた英語版が、サム・ベット氏の翻訳によりハーパー・コリンズから今秋ついに刊行されます。
自身の半生を綴った『音楽は自由にする』、そして、2023年3月28日に惜しまれつつ71歳でこの世を去るまでの後半生を記録した『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』が一冊となり、2026年9月22日よりUS版をHarperViaが、UK版をWilliam Collinsが刊行いたします。タイトルは『Music Sets You Free』。創作秘話や日々の出来事、闘病中のこと、そして、坂本龍一の最期。音楽とともに生きた坂本龍一の言葉が世界へと広がります。

US版 『Music Sets You Free』(HarperVia)
『音楽は自由にする』は自らの音楽への想いを自らの言葉で克明に語った初の自伝。伝説的な編集者であった父の記憶、高校時代の学生運動、そしてYMOの狂騒、『ラストエンペラー』での苦悩と栄光、同時多発テロの衝撃、音楽を作り続ける57歳までの坂本龍一の人生を振り返ったものです。
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』は、創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、家族への想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界についてなどを綴ったもの。自身の最晩年までの足跡を未来に遺そうという思いで、「その日」が来る前に紡がれた坂本龍一の言葉が溢れる一冊です。巻末には、他界した著者本人の「あとがき」の代わりに、口述筆記の聞き手を務めた盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿が収録されます。
■翻訳者紹介:Sam Bett(サム・ベット)
1986年生まれ。日本文学翻訳家。マサチューセッツ大学アマースト校を日本文学と英米文学の優秀賞を授与され卒業。2015年、第2回JLPP翻訳コンクール最優秀賞受賞。訳書に太宰治『道化の華』『乞食学生』、三島由紀夫『スタア』。デビッド・ボイドとの共訳で川上未映子『夏物語』、『ヘヴン』(2022年ブッカー国際賞最終候補)、『すべて真夜中の恋人たち』他多数。2025年には王谷晶『ババヤガの夜』(英訳The Night of Baba Yaga)が英国推理作家協会賞(ダガー賞)を受賞したことが話題になった。また、令和7年度文化庁長官特別表彰を受章。
■著者紹介:坂本龍一(さかもと・りゅういち)
1952年1月17日、東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞音楽賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞をはじめ多数受賞。『LIFE』『TIME』といった舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展示など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日死去。
■書籍データ

【タイトル】『音楽は自由にする』
【著者名】坂本龍一
【発売日】2023年4月19日
【定価】1,100円(税込)
【判型】文庫判
【ISBN】978-4-10-129122-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/129122/

【タイトル】『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
【著者名】坂本龍一
【発売日】2023年6月21日
【定価】2,090円(税込)
【判型】四六判
【ISBN】978-4-10-410603-5
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/410603/