2016年6月1日(水) 販売開始
カイゲンファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、社長:福田健太郎)は、医療機関で使用されるX線診断二重造影用発泡剤「バックス発泡顆粒」につき、風味、包装仕様などをリニューアルし、2016年6月1日(水)より販売開始いたします。
日本における胃がんの罹患数は年々増加傾向にあります。胃がんは早期に発見すれば治療成績は非常に良好と言われています。しかしながら、早期発見に重要とされる胃がん検診の受診率は男性45.8%、女性33.8%(出展:厚生労働省 平成25年「国民生活基礎調査」)と伸び悩んでいるのが現状です。
その理由の一つと考えられている「発泡剤の飲みにくさ」を改善することで、胃がん検診の受診率向上につながることを目的に、「バックス発泡顆粒」をリニューアル発売いたしました。
【変更点】
1. 風味の改善
酸味をおさえ、受診者が飲みやすいメロン風味に変更しました。
2. 包装仕様の変更と新規格追加
利便性向上を目的として、3.0g、6.0g包装規格を新たに追加しました。また、従来の5.0g包装には包装単位として200包入りを追加し、スタンドケース入りにすることにより、取り出しやすくしました。
3. 使用期間の延長
品質向上を目的として、包装材質を紙スティックからアルミスティックに変更しました。これにより使用期間が18ヶ月から36ヶ月に延長されました。
【胃X線検査における発泡剤の役割】
本剤は、炭酸水素ナトリウムと酒石酸の配合剤であり、水又は胃酸に触れることにより胃内で炭酸ガスを発生させます。通常、胃および十二指腸の検診時に硫酸バリウム造影剤の投与開始直前に経口摂取します。
この炭酸ガスが胃及び十二指腸内壁を十分に伸展させ、硫酸バリウム造影剤を胃及び十二指腸粘膜の微細部分に均一に付着させると共に、X線透過率の差を大きくしてコントラストを上昇させる効果があります。



【製品概要】