地上局ネットワークの統合により、衛星の設計から軌道上運用までを一貫して提供
クラウド型地上局プラットフォーム(GSaaS)のリーディングプロバイダーである株式会社インフォステラ(本社:東京都新宿区、代表取締役:倉原 直美、以下「インフォステラ」)と、エンド・ツー・エンドの衛星ミッション統合サービスを提供するXDLINX Space Labs(本社:インド・ハイデラバード、CEO:Rupesh Gandupalli、以下「XDLINX」)は、グローバルな地上局接続と衛星ミッション運用の効率化を目指し、業務提携に関する覚書(MOU)を締結したことをお知らせいたします。
本提携の背景と目的
衛星ミッションにおいては、衛星の設計・製造から軌道上での運用と通信インフラ(地上局)の構築・運用が分断されていることが多く、オペレーターにとって大きな負担となってきました。特に、打ち上げ後の初期運用(LEOP)を含む重要フェーズでは、複雑な調整やインフラ確保がミッション全体のリスク要因となります。本提携により、XDLINXが提供する衛星設計・製造・ミッション統合サービスに、インフォステラのグローバル地上局ネットワークおよびLEOP(Launch and Early Orbit Phase:打ち上げおよび初期運用段階)サポートが統合されます。これにより、従来分断されていた「衛星開発」と「地上局運用」を一体化し、製造から運用への移行を大幅に簡素化するとともに、衛星ミッション全体の設計最適化を可能にします。両社は、ミッションの立ち上げから運用までを一貫して支援する体制の構築を目指します。
本提携による主な提供価値
- シームレスな地上局ネットワークの利用XDLINXの顧客は、インフォステラが世界中に展開する地上局ネットワークへ即座にアクセス可能となり、ミッション軌道に最適化されたデータダウンリンクとコマンド送信を実現します。
- 確実なLEOPサポート衛星のライフサイクルにおいて最も重要なフェーズである打ち上げ直後の運用を、インフォステラの高い信頼性と技術力を活用して強力に支援します。
- 将来的な拡張性と運用継続性の確保インフォステラが地上局ネットワークを拡大するたびに、XDLINXの顧客はその新たな地上局ネットワークへのアクセスが可能となり、コンステレーションの構築や運用において高い柔軟性と耐障害性を得ることができます。
両社代表からのコメント
株式会社インフォステラ 代表取締役 倉原 直美
「この度のMOU締結は、XDLINX社およびその多様なクライアントに対し、真にグローバルな地上局インフラを提供するための重要な一歩です。当社のクラウドネイティブなネットワークとXDLINXの衛星ソリューションを統合することで、これまでインフラ調整に費やされてきた負担を軽減し、オペレーターがインフラではなく『データ』そのものに集中できる環境を実現してまいります。」
XDLINX Space Labs 共同創業者 兼 CEO ルペシュ・ガンドゥパリ(Rupesh Gandupalli)氏
「インフォステラとの提携は、現代の衛星ミッションにおけるシームレスな運用エコシステムの構築に向けた大きな進歩です。当社のミッションレディな衛星プラットフォームと、インフォステラのクラウド地上インフラを統合することで、データアクセスの加速と運用柔軟性の向上を実現し、パートナーや顧客にさらなる価値を提供できると確信しています。」
インフォステラについて
インフォステラは、周回衛星向けGSaaS (Ground Segment as a Service)プロバイダーです。地上局ネットワークを仮想化するクラウドプラットフォームStellarStationを通じて、柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークを提供しています。また、無線局免許取得や周波数調整業務など、衛星運用を行うにあたって必要となる地上セグメント側の業務サポートを行っています。地上セグメント構築の難易度を下げることで、衛星を活用した新しいビジネスに取り組む企業様のミッション開発とサービス改善を支援します。インフォステラは 2016年に日本の東京に本社を設立し、現在はイギリスとアメリカにも事務所を構えています。
詳しい情報は、https://www.infostellar.net/jp をご覧ください。
XDLINX Space Labsについて
2022年に設立され、インド・ハイデラバードに本社を置くXDLINX Space Labsは、衛星製造および宇宙インフラ提供のリーディングカンパニーです 。民間および防衛のISR(情報収集・警戒監視・偵察)ミッション向けに、エンド・ツー・エンドの宇宙機ソリューションを提供しています 。同社は「Mission-as-a-Service」モデルを通じ、宇宙機の設計・高度製造から統合、試験、打ち上げ支援、コンステレーション展開、補充、運用に至るまで、ミッションのライフサイクル全体を包括的に管理します。
XDLINXのミッション対応型衛星プラットフォームは、リアルタイムの地球観測、AIを活用したインテリジェンス、強靭なグローバル通信、そして深宇宙探査を可能にします 。国家や組織に対して「主権的な宇宙能力(Sovereign space capabilities)」を提供することで、次世代のグローバルミッションに向けた、拡張性とレジリエンスに優れた宇宙インフラの構築を推進しています 。
詳しい情報は、https://xdlinx.space/ をご覧ください。