養豚DXのグローバル展開を加速し、タンパク質需給ギャップの解消に挑む
養豚における生産性と環境配慮の両立を支援するスタートアップ、株式会社Eco-Pork(本社:東京都、代表取締役:神林 隆、以下「当社」)は、株式会社東京スター銀行(本店:東京都、代表執行役頭取:伊東 武、以下「東京スター銀行」)からベンチャーデット(新株予約権付融資)による資金調達を実施したことをお知らせします。

当社は、世界的に進行するタンパク質需要の増加に対して供給の伸びが追いつかない需給ギャップの拡大、いわゆる「タンパク質危機」を重要な社会課題と捉えています。当社の提供する養豚DXソリューションは、生産性の向上と環境負荷の低減を同時に実現することで、持続可能なタンパク質供給の基盤づくりに貢献します。
今回調達した資金は、海外展開のための研究開発およびソリューション開発に重点投下します。すでに取り組んでいるアメリカおよびウクライナに加え、ヨーロッパ・アジア・南米へと活動地域を拡大するための体制強化を進めます。
当社は2026年2月9日に「インパクトレポート2026」を公開し、グローバル展開を拡大し各国で養豚DXを推進していく方針を示しました。本資金調達により、その実行を一段と加速してまいります。
本件の詳細は株式会社東京スター銀行によるプレスリリースもあわせてご覧ください。
https://www.tokyostarbank.co.jp/press_ir/press/pdf/260213.pdf
◆Eco-Porkの取り組みの背景
世界のタンパク質需要は年平均成長率(CAGR)2.5%で伸び続けていますが、供給は約2.0%にとどまっており、需給ギャップが深刻化する「タンパク質危機」が早ければ2027年に顕在化すると懸念されています(*1)。この解決には飼養管理の改善のみならず、資源活用や動物福祉など、多くの課題があります。
当社はこの構造的課題の解決に向け、養豚DXによる生産性向上と環境負荷低減の両立を通じて、養豚を起点とした循環型社会の実現に取り組んでいます。
国内向けのクラウド型養豚経営支援システム「Porker」は国内シェア約15%に達し、導入農家では初年度平均7%の生産性向上を実現しています。また、J-クレジット制度において養豚を対象としたカーボンクレジットのプログラム型プロジェクトを日本で唯一運用しており、参画農家で平均13%のGHG排出量削減という試算結果があります。
2025年には、NEDOのDTSU事業のもと、養豚AIカメラを活用した生産改善の取り組みを米国で開始しました。また、国連工業開発機関(UNIDO)のグリーン産業復興プロジェクトの一環として、ウクライナ養豚業のDXとカーボンクレジットの活用を通じた産業復興に向けた取り組みを開始しました。
*1 Eco-Pork「インパクトレポート」より
https://www.eco-pork.com/report/7080/
◆各社コメント
株式会社Eco-Pork 代表取締役 神林 隆
東京スター銀行様より、「新株予約権付融資」という当社として初の形でご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。政府が「スタートアップ育成5か年計画」を2022年に掲げて以来、挑戦する企業への支援が社会全体で広がる中で、当社の取り組みを評価いただいたことを大変心強く感じております。世界的なタンパク質のひっ迫は目の前に迫っています。私たちは養豚DXの推進によって、世界各地域における安定的なタンパク質提供に貢献してまいります。
株式会社東京スター銀行 法人金融部門 営業第3部 部長 渡辺 雅
Eco-Pork様は、養豚現場のデータを活用したDX化推進により、生産性向上と環境負荷低減の両立を実現し、世界的なタンパク質需給ギャップという社会課題の解決に正面から取り組まれております。この度、ベンチャーデットによる資金供給を通じて、同社のこうした取組をご支援する機会をいただけたことを大変嬉しく思います。
国内での実績を基盤に、世界第2位の養豚市場である米国への進出をはじめ、今後さらなる成長が期待される同社に対し、当行としても引き続き全力でサポートしてまいりたいと考えております。
Eco-Pork https://eco-pork.com/
”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚の、データによる持続可能化を目指しています。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム 「Porker」や豚頭数と体重を瞬時に計測するAIカメラ「ピッグデータステーション」を開発・販売しています。
経済産業省「J-Startup Impact(2023年度)」、農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)第1回公募」、NEDO「ディープテック支援基金/ディープテック支援事業」、国連工業開発機関「ウクライナグリーン産業復興プロジェクト」などに選定・採択されています。
お問合せ先
株式会社Eco-Pork
info@eco-pork.com