脂肪分の多いドレッシングは、ダイエットの敵かもしれないが、健康のためにはよいということが研究でわかった。
脂肪分の多いドレッシングは、野菜に含まれるカロチノイドという成分の吸収率を上げてくれるそうで、このカロチノイドには、ガンや心臓病のリスクを減らすというとても嬉しい効果がある。だが、より詳細な研究によって、脂肪の種類や量によって、効果に違いがあることもわかった。
アイオワ州立大学の研究者は、29人の被験者に、バター、キャノーラ油、コーン油をベースにした3種のドレッシングをかけてサラダを食べてもらい、脂肪の摂取量とカロチノイドの吸収量の関係性を調べた。3種の油は、それぞれ飽和脂肪、一不飽和脂肪、多価不飽和脂肪を多く含んでいるとのこと。
結果、バターとコーン油は、摂取量が多くなるほど、カロチノイドの吸収量も増え、特にコーン油の吸収率が高いことが明らかに。逆にキャノーラ油は、摂取量を増やしても、カロチノイドの吸収量が変わらないので、たくさん摂らない方がよいようだ。ちなみにオリーブ油も同タイプだそう。
野菜の栄養をしっかり摂りたければ、カロリーは上がってしまっても、コーン油やなどを使ったドレッシングと一緒に食べるとよいようだ。
Low-fat salad dressing is ‘bad for you’: Study claims calorie-light versions contain fewer health benefits(2012年6月20日)-Mail Online
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