多くの人が年末年始の予定を決めるこの時期、やっぱり気になるのは「有休取っても大丈夫??」ということ。オンライン旅行会社、エクスペディアジャパンがおこなった「有給休暇・国際比較調査」によると、調査の対象となった世界22カ国中、意外にも日本は世界で唯一有休支給日数が増加!平均で昨年より2日多い13日支給されたことがわかった。
その一方で、未消化日数は昨年の6日から8日に増えたため、消化率は38%と昨年に引き続き世界ワースト1位という残念な結果に…。
日本人が有休を消化しない理由としては、1位「経済的な余裕がない」、2位「同僚から否定的な見方をされる」、3位「家族等とスケジュールが合わない」などが挙げられた。「同僚から否定的な見方をされる」と感じている割合はアジアで共通して高いものの、主な理由として挙げているのは日本のみ。日本の有休消化率の悪さは、やはり物理的な問題よりも人間関係に起因しているようだ。
また、やはり日本人にはマジメな“仕事人間”が多いようで、休暇中も「仕事のことを決して忘れない」と回答した割合は、世界平均8.5%に対して、日本は18%。世界で最も多かった。
予想通りとはいえ、少し悲しくもあるこの調査結果。マジメなのは悪いことではないが、たまには外国人を見習い、思い切って有休を取ってみては?
「有給休暇・国際比較調査」
■サンプル数 :計8684名
■年 齢:16歳以上の有職者男女
■調査対象:日本、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、インド、オーストラリア、メキシコ、ブラジル、カナダ、アメリカ、アイルランド、オランダ、ノルウェー、イギリス、スペイン、ドイツイタリア、フランス、デンマーク、スウェーデンアルゼンチン、
■調査期間:2012年9月13日~10月12日