“脱法”や“違法”から、よりわかりやすく“危険”と呼び名の変わった「危険ドラッグ」。依存性と毒性は大麻の40倍とも言われ、「依存性のある化学物質」が特定できるものとは違い、なにが含まれているかわからない「モンスター・ドラッグ」でもある。
脱法・安価・ネット販売など入手しやすい現状から、使用経験者は少なくとも40万人とも言われ、現在その数は急増中。そんな「危険ドラッグ」と隣り合わせで生活する私たちに向けて、30分前後で読み切れる手頃な分量が特徴の電子書籍専用レーベル「カドカワ・ミニッツブック」から、『危険ドラッグはなぜ「危険」なのか~その怖ろしさと回復のヒント~』(税抜400円)の配信がスタートした。
この書籍を著した国立精神・神経医療研究センター勤務、薬物依存症治療を専門とする松本俊彦先生の外来には、この2、3年、危険ドラッグを使って精神状態がおかしくなったり、やめられなくなったりした依存症患者が殺到しているという。危険ドラッグはけいれん発作や意識障害など急激な反応が起こりやすく、「薬物」というよりむしろ「毒物」。
今回配信される書籍では、「危険ドラッグ」はいったい何が「危険」なのか。もしも「危険ドラッグ」を使用して体や精神に異常を感じたら、どこに行けばよいのか。もしも依存症に陥った場合、誰に相談すればよいのか。といったドラッグの怖ろしさと回復の具体的なヒントが、インタビュー形式で読みやすくわかりやすく解説されている。
危険ドラッグ使用者による交通事故も含め、もはや他人事ではすまされない世の中。自分には関係ないな…と思わずに、一度目を通してみることをおススメする。公式サイトはこちら(http://bit.ly/1CjBLm1)。ちょっと立ち読み、という方はこちら(http://bit.ly/1CjBNKN)へ。