女の子がいるご家庭ならずとも、テディベアファンにはたまらない、なんとも愛くるしい「ひな人形テディベア」(5万1000円・男雛/25㎝ 女雛/17.5㎝)が誕生した。
このひな人形をつくったのは、1880年にドイツで誕生したテディベアのトップブランド「シュタイフ社」。世界で初めてテディベアを製作した会社で、ドイツの職人の手作業で一体ごと丁寧に作られた伝統の逸品は、文化的価値や芸術性において、世界中で高い評価を得ている。
世界的にも有名なこのぬいぐるみブランドを創業したのは、1847年南ドイツ・キンゲンという小さな街で生まれたマルガレーテ・シュタイフという女性。1歳の時、小児麻痺で右手と両足が不自由になり、一生を車椅子で過ごすことになってしまうが、裁縫をマスターし、女性や子ども服の販売に着手。のちに世界で最初のテディベアとよばれる「55PB」という手と首が動く上品なぬいぐるみを誕生させる。
シュタイフ社製のテディベアのトレードマークは、「ボタン・イン・イヤー」と呼ばれる左耳についているボタンで、これが最高級の品質の証。また限定品にはシリアルナンバーが刻まれた証明書が付いており、今回1500体限定で販売される「ひな人形テディベア」にも、もちろんシリアルナンバー入り証明書が付いてくる。
歴史と伝統に支えられた丁寧な手仕事、人形に込める愛情など、テディベアとひな人形には、実は共通点がいっぱい。「親が子を思う美しい心」が国を超えてコラボした特別なひな人形は、家族の大切な宝物になること間違いなし。こんな愛らしい姿を愛でながら、今年は桃の節句を楽しんでみたい。
詳しくは、シュタイフ公式サイト(http://www.steiff.co.jp)へ。