iPad Proの広いスクリーン上を自在に走ることができる、愛らしいミニロボット「タブレットボット・TABO(ターボ)」が、2月26日(金)に虎ノ門ヒルズにて開催される「SENSORS IGNITION 2016」のエキシビション会場で初披露される。
開発を手掛けたのは、企業の垣根を超えてスペシャリストが集まったプロダクトチーム「touch.plus」。スクリーンの中だけに関心が向いてしまっている子どもたちのまなざしを現実世界に引き戻すのが狙いだという。
同ロボットは、2個のステッピングモーターにより、iPad Proの広いスクリーン上を自在に走ることが可能。また底部に3点のタッチ機構を備え、自らの位置情報を常にタブレットにフィードバックするのだとか。
この仕組みにより、スクリーンの中と、その上に物理的に乗っているTABOの動きを完全に同期したコンテンツ開発が可能となった。制御は、Bluetooth LE通信を用いてiPad Proなどの外部端末から行うことができる。Swift言語に対応したSDKを用意しているため、誰でもTABOコンテンツを開発することが可能なのも面白い。
今までスクリーンの中で完結していたゲームが、TABOによってリアルな遊び相手として、現実世界に出現。また、プログラム学習コンテンツにおいては、実在のロボットの制御を通じてトライアンドエラーを繰り返すことができるのも魅力だと言えよう。
また2月12日(金)~14日(日)の3日間開催される、世界初のインターネット経由で操作可能な「コネクテッドミニカー」によるオンライン上のドラッグレース大会「ホンダオートテラス presents 中古車グランプリ」にも採用され話題に。特設サイト上で選択した中古車のスペックに応じて細かく走行性能をチューニングしたり、中継カメラを自動で切り替えることを可能にするのだとか。
今後はエンジニアを対象としたハッカソンや、子ども向けコンテンツを用意してワークショップを行い、さらにクラウドファンディングによる販売も予定しているそうなので、興味のある人はぜひ注目してみてほしい。詳しくはコチラ(http://tabo.touch.plus/jp/)へ。