冬になると多くの人がお世話になる「機能性インナー」。寒くても快適に過ごせる冬の救世主だ。でも、この機能性インナー、実は毎年進化しているって知ってた?各社、技術の粋を結集して、より暖かく着心地の良い製品を開発しているのだ。そこで、大手各社の新製品をチェックしておこう。今年の機能性インナー選びの参考にして。
1.ユニクロ「ヒートテック」
まずは、冬の機能性インナーの代表格「ヒートテック」をチェック。今年発売15年目を迎え、累計販売枚数は10億枚に、生地量は地球約17周半に相当するのだとか。日常着「ヒートテック」のほかに、寒い日用「極暖」「超極暖」も加わり、品揃えの面でも、まさに機能性インナー界の“帝王”。さらに今年は、ウィメンズ向けの繊維変更や、極暖・超極暖にもアルガンオイルを配合するなどして、着心地の快適化にこだわっている。また、メンズのヒートテックには、ネックと袖口、裾に縫い目を無くした「シームレス」タイプが登場(上の写真)。暖かさはそのままに着心地がよく、ワイシャツやセーターなどにひびきにくくなった。今までヒートテックを買ったことがある人でも、今年は買い替えても損はしない、そんなラインアップになっている。
2.ワコール「スゴ衣(スゴイ)薄 軽 暖」
次は女性向けアンダーウエアの大定番「ワコール」の新製品を見ておこう。9月に発売された「スゴ衣(スゴイ)薄 軽 暖」の最大のウリは、薄さ約0.42ミリ、軽さは約63グラムと、ワコールのあったかインナー史上、最も薄くて軽いこと。また、レースがあしらわれるなど、“女性の下着”を意識したデザインもワコールならでは。女性のオシャレ心を刺激してくれる。超極細繊維のマイクロアクリル糸を使用しているため、なめらかな肌ざわりで、やわらかく体にフィットする着ごこちも特長だ。
3.グンゼ「HOTMAGIC(ホットマジック) 集中保温シリーズ お腹と腰を集中HOT」
子どもから大人までバラエティ豊かなアンダーウエアを提供している「グンゼ」から、10月に発売されたのがコレ。保温インナー「HOTMAGIC」の人気No.1シリーズ「集中保温」の発売15周年を記念して発売された「お腹と腰を集中HOT」だ。お腹と腰に吸湿発熱素材のボーダー生地を配置して、大事な内臓が集まっているお腹と腰まわりの部分を、効率的にしっかりとあたためてくれる。また、通常のインナーより裾を長めに設計しているので、しゃがんだりしてもボトムから裾が出てきにくいのもポイントだ。