2017年もあと少しとなった。日本中を轟かせたニュースといえば、歌手・安室奈美恵さんの引退表明。かつて「アムラー」が社会現象になるほどの強い影響力をもつ彼女の引退表明はエンターテインメント業界だけにとどまらず日本全国で惜しむ声が上がった。
今回「ユーキャン」がアムラー世代(30~44歳)の女性を対象に資格取得などに関する調査を実施。2018年武器になると思う資格の1位は「ファイナンシャルプランナー(FP)」であることがわかった。この結果に対し「ユーキャン」は働き方改革が叫ばれる中、お金を稼ぐことや生計に対する個々の責任が大きくなったと感じる人が増えたからと分析している。
また特に安室奈美恵さんのファッションを真似たことのある「元アムラー」に働き方や仕事について聞いたところ、6割以上が仕事にやりがいを感じ、働くことが好きと回答。仕事に対して前向きに取り組んでいる姿勢が垣間見える。
さらに元アムラーの半数以上が「嫌なことや苦しいことがあっても悩み続けずに立ち直ることができる」「比較的自分のことが好き」であるとし、ポジティブで強い精神力を持った人が多かった。さらに資格取得やスキルアップなど内面的な自分磨きに意欲的であることも明らかになっている。
資格を取得した理由は「就職・転職に有利だから」「仕事で必要だから」「興味があることを深く学びたいから」といったことが挙げられた。元アムラーは仕事以外でも教養や知識を深めるためのスキルアップに励んでいるといえる。
90年代といえば、バブル崩壊を受けて不景気に突入した年代。その中で青春時代を過ごしたアムラー世代の女性たちはポジティブで資格取得など常に自分磨きに取り組んでいる姿勢が浮き彫りになった。混とんとする時代をけん引するのは、こういった人たちなのかもしれない。
『ユーキャン特設WEBサイト』( http://www.u-can.co.jp/2018shikaku )