東京都墨田区にある「東京都江戸東京博物館」が、半年間の全館休館を経て4月1日(日)に再オープンする。
「江戸東京博物館」は、江戸・東京の歴史に触れ、理解を深めることができる場所として1993年に開館。高床式の倉をイメージしたユニークな建物で、開館以来東京を代表する文化施設として、国内をはじめ海外から約2500万人が来館している。
「市川鰕蔵の竹村定之進」東洲斎写楽/画 蔦屋重三郎/版 1794年(寛政6)
今回の再オープンに伴い、ミュージアム・ショップ、レストランが新しくオープン。また、再オープンを記念して東洲斎写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」、喜多川歌麿の「歌撰恋之部 物思恋」を常設展示室にて初公開する。
「歌撰恋之部 物思恋」喜多川歌麿/画 蔦屋重三郎/版 1793年(寛政5)頃
さらに、4月1日(日)・7日(土)には、トークセッションなどの催物を開催。江戸時代から現代の東京に受け継がれてきた普遍的なものとは何か。伝統的な“もの”や“こと”を現代の暮らしに活かし、持続可能な社会を実現するためには何が必要か。「美意識」と「サステナブル」をキーワードに、異なった分野で活躍する専門家やアーティストによるクロストークやパフォーマンスを通じて、江戸からつながる今と、これからの東京を考える。
また、4月1日(日)~5月13日(日)の期間は、NHKスペシャル関連企画「大江戸」展、4月1日(日)~5月6日(日)の期間は、特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」が開催される。
墨田川周辺がちょうど春色に染まる頃、お散歩を兼ねて新しい「江戸東京博物館」を訪ねてみるもの風情がありそうだ。
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