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奇跡の復活を遂げた「併用絣」!銘仙コレクションの数々が松屋銀座に集結

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第764回デザインギャラリー1953企画展として、「いせさきメイセン ―メイセンは二度死ぬ―」が、松屋銀座7階デザインギャラリー1953にて開催される。

銘仙コレクションと日本の技術「併用絣」


銘仙は、明治から昭和初期にかけて女性を華やかに彩った絹織物の日常着。

その代表的な産地である群馬県伊勢崎市で生産された「併用絣(へいようがすり)」は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の双方に絣糸(かすりいと)を用いて複雑な図柄を織り上げる、世界でも類をみない技術だ。

同展では一度は廃れたこの「併用絣」が、関係者の熱意によって2016年に奇跡的に復元されるまでの経緯を、新旧の豊富な銘仙コレクションとともに紹介する。

復元プロジェクトのあゆみ


当初、「併用絣」は周囲から復元はもはや不可能だと言われていたが、世界的に活躍するテキスタイルデザイナー須藤玲子氏がNUNOのメンバーなど有志のデザイナーと共に復元用のデザインを提供。

材料や機械の調達、活動資金のための個人からの寄付など、数々の協力者との幸運な出会いによってプロジェクトは実現性を増し、ついに2016年、21世紀の「いせさきメイセン」が完成した。

同展では、こうして復元された現代の「いせさきメイセン」をデザイン画や型紙などの各種資料、その技法のルーツを伝える過去の銘仙コレクションの数々とあわせて展示する。

展覧会概略


第764回デザインギャラリー1953企画展「いせさきメイセン ―メイセンは二度死ぬ―」は、2月26日(水)〜3月23日(月)の期間開催。最終日は17時閉場となる。入場は無料。

また、3月13日(金)18時からは、須藤玲子氏はじめ展覧会関係者によるデザインサロントークが開催される。展覧会関係者のインタビューも、公式サイトでポッドキャストにて配信されるのでこちらもぜひチェックを。

今、世界が注目する伊勢崎銘仙の驚くべき技術と斬新なデザインの世界を、この機会にぜひ楽しんで欲しい。

■「松屋銀座7階デザインギャラリー1953」
住所:東京都中央区銀座3-6-1

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