子育て中に怒りの気持ちをうまく抑えられなかったり、子どもがどうして怒っているのかわからなかったり…。そんな経験のある人におすすめの絵本が登場!
物語を通じて怒りを手放す方法が学べる絵本『ムカムカドッカーン』1300円(税別)が、5月18日(月)にパイ インターナショナルから発売された。
フランスの小学校の教室には必ずある一冊
フランスの絵本作家ミレイユ・ダランセ氏によって描かれた同書は、フランスでは「小学校の教室には必ず1冊ある」と言われるほどのベストセラー。出版社によると、物語のなかで主人公が使っている怒りの感情を目に見えるようにする「視覚化テクニック」は、子どもが使いやすい手法なのだそう。
怒りが目に見えないとその感情と上手く付き合えないから、見える形にして扱いやすくする意図があるという。
子どもの態度に悩む人にもおすすめ
子どもの癇癪や駄々に、親は「どうしてわかってくれないのだろう?」「なんでこんなことで怒るんだろう?」と悩んで悲しい気持ちになるもの。そんなときに、この「視覚化テクニック」が役立つのだとか。
怒っている子ども自身も、自分自身の怒りの感情をどう扱って良いのかわからないのかもしれない。そんな子どもの怒りを見える形にすることで、親子ともに怒りの感情を扱いやすく感じることができるというから、試してみたくなる。
日本アンガーマネジメント協会初の推薦絵本
「アンガーマネジメント」とは、1970年代にアメリカで生まれ今では世界的に取り入れられている、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング。怒らないようにするのではなく、怒る必要があるときには上手に怒りを表現し、必要がないときは怒らなくてすむよう、上手に線引きができるようにするものだ。
同書は日本アンガーマネジメント協会初の推薦絵本に認定されている。巻末には同協会代表理事で日本における「アンガーマネジメント」メソッドの第一人者・安藤俊介氏の解説も掲載されているので、参考にしてみて。
『ムカムカドッカーン!』で怒りをうまく扱う方法を学んで、穏やかで笑いに満ちた毎日を過ごそう!