新型コロナウイルスの影響はあらゆる分野に及んでいるが、アパレル業界も深刻な打撃を受けている業界のひとつ。
季節の移り変わりなどによる売れ残りに加え、アパレルショップの営業自粛を受けて大量の洋服がキャンセルされ、衣類が廃棄ロスとなる「洋服ロス」が大きな問題になっている。
廃棄ロスになる洋服を救いたい
インターネットと実店舗でメンズアパレルの販売を行う林商店では、そうした大量の洋服を廃棄ロスから救うため、期間限定プロジェクト「SAVE THE CLOTHES PROJECT」を開始。
同社が18年にわたりインターネットでメンズアパレル販売を行ってきたノウハウを活用し、洋服をこよなく愛する同店の店主がプロジェクトを立ち上げたという。
キャンセル品からセレクトした商品を販売
「SAVE THE CLOTHES PROJECT」の購入ページでは、本来アパレルショップに並ぶはずであった大量のキャンセル品からセレクトした商品を、オンラインで買うことができる。
第1弾として、ジャガード織りのクルーネック(丸首)Tシャツ・VネックTシャツ5種類を販売。涼感の高級生地を使い、プリントではなく、模様を直接編み込んで仕立て立体的な生地感になっているのが特徴で、これからの季節にもさらっと快適に着こなせる。
どの商品も価格は1枚1100円(税込)。送料は500円で、3着以上購入で送料無料となる。
1枚の販売につき10円を医療現場に寄付
また同プロジェクトは、今も最前線で戦っている医療現場の人々を支援する活動「新型コロナウイルス医療崩壊を防ぐための支援(Yahoo!基金)」に参画しており、1枚の販売につき10円を同基金に寄付するという。
廃棄されてしまう大量の洋服を有効活用し、かつ医療現場の支援にもつながる同プロジェクト。応援のためにもぜひ利用してみて!