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⽀援が必要な「境界知能」の子どもたちを救う、マンガ形式の書籍が新発売

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生きづらい子どもたちを救う“具体的な対応策”をマンガ形式で紹介する『マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち』1600円(税別)が、扶桑社から発売。8月28日(金)より、Amazon・楽天ブックスにて販売中だ。

日本人の7人に1人いる「境界知能」

同書の著者は、立命館大学産業社会学部教授・宮口幸治(みやぐち・こうじ)氏。児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務した経歴をもち、困っている子どもたちの支援を行う「日本COG-TR学会」を主宰。50万部超の大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』の著者でもある。


今回発売の『マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち』では、発達障害や知的障害とは診断されないものの、生きづらさを感じている子どもの存在に着目。IQ69以下の知的障害には該当しないもののIQ70~84で一定の支援が必要な「境界知能」や、何かしらの課題があるけれどはっきりした原因や状態がわかりにくい「グレーゾーン」と位置づけられる子どもたちだ。

「境界知能」は、35人のクラスに約5人(日本人の7人に1人)の割合で存在し、平均的な子の7~8割くらいの発達年齢だという。同書では、教育現場で見逃されがちなこれらに該当する子どもたちへの具体的な対応策を、漫画でわかりやすく紹介している。

大人の正しい接し方

同書では、生きづらい子どもたちを救う、大人の正しい接し方16事例を収録。


例えば、「すぐに被害的になる子ども」には、“自分の勘違いじゃないかな?”と考える習慣をつけさせる。


「人の気持ちがわからない子ども」には、写真を利用して他人の表情を読み取る練習をする。

「感情の起伏が激しい子ども」には、キレても必要以上に反応せず良い行動ができた時に褒める。

「感情表現が苦手な子ども」には、イラストを使って今の気持ちを選んでもらう。

このほか「考え方が落ち着かない子」「自信が持てない子」「気持ちが落ち着かない子」「行動が落ち着かない子」などの事例を紹介。扶桑社公式サイトにて、試し読みができるのでチェックしてみよう。

養老孟司氏が同書を推薦

「子どもの行動に関心のある大人すべてが今スグ読むべき一冊」として、養老孟司氏も推薦している同書。

『マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち』を読んで、大人の正しい接し方を学んでみては。

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