六甲山上にある「六甲高山植物園」では、現在、約500株の「シクラメン・ヘデリフォリウム」が一斉に開花し、見頃を迎えている。
原種シクラメンの群落が楽しめる
ギリシャ語で“円・らせん”を意味するシクラメン。種子が熟すときに茎がくるくると巻くことから、この名称がつけられたと言われている。
そんなシクラメンは、さまざまな園芸種が生み出されているため、なじみの深い花だが、「六甲高山植物園」で植栽しているのは人の手による品種改良されていない“原種”。耐寒性があるため、気温の低い同園でも群落を見ることができる。
長い花期で見ごたえたっぷり
原種シクラメン「シクラメン・ヘデリフォリウム」は、山地の疎林に自生している、ヨーロッパ原産の多年草。高さは5~10cm程度で、先端が浅く裂けた白い斑のある葉が特徴的な植物だ。
フランス・イタリア・ギリシャなどヨーロッパの地域が原産とされるシクラメンのうち、秋咲きの本種は、本格的な秋の訪れとともに白やピンクの小さい花を咲かせる。原種のため、花は小ぶりで控えめながら、花期が長く、木陰に群生する様子は見ごたえも十分!
「六甲高山植物園」の「シクラメン・ヘデリフォリウム」は、11月上旬頃まで楽しめる見込み。なお、同園の入園料は大人(中学生以上)700円・小人(4歳~小学生)350円で、開園は11月23日(月・祝)まで。
見頃の原種シクラメンを堪能できるこの機会に、同園へ足を運んでみては。
※おでかけの際には十分な感染症対策をお願いいたします
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