あかちゃんが喜ぶスキンシップには、科学的な理由があった!『専門家と作ったスキンシップ絵本 ちゅ』『専門家と作ったスキンシップ絵本 こちょこちょ』『専門家と作ったスキンシップ絵本 ぎゅ』が、文響社から12月10日(木)より発売中だ。
あかちゃんを安心させるスキンシップとは
今回発売の3冊は、『うんこ漢字ドリル』『人生はニャンとかなる!』などの作品を生み出している文響社が専門家と作った、0歳からのスキンシップ絵本。作・絵は、はるな檸檬氏。監修は、山口創氏。
グズグズ泣いているあかちゃんを抱っこすると、ぴたりと泣き止むことがある。泣いているときのあかちゃんは神経がたかぶっている状態で、自律神経でいうと「交感神経」が優位になっている。
そこで必要なのは、リラックスする「副交感神経」を優位にする行動。抱っこをして軽く圧をかけることで、その刺激が「パチニ小体」という受容体から副交感神経を通り、脳に送られるため、あかちゃんが安心するのだという。
しあわせホルモン「オキシトシン」が分泌
ほかにも、「ちゅ」という動きは、大人も子どもも「オキシトシン」と呼ばれるしあわせホルモンが増えやすいスキンシップであることがわかっている。
また「こちょこちょ」という動きは、「快」と「不快」が入り交じるスキンシップのため、親密な関係性があってはじめて楽しいものになるという。
脳全体が「オキシトシン」を出しやすくなる
スキンシップによって脳の視床下部から分泌される「オキシトシン」は、記憶力がよくなるなど学習効果を高めたり、ストレス耐性を強めたり、情緒を安定させたり、親子の愛着を強めたりするといわれている。
生後1年以内に「オキシトシン」の影響をじゅうぶんに受けることで、脳自体が「オキシトシン」を出しやすく変わるという。
『専門家と作ったスキンシップ絵本』では、1ページごとに違った部位にふれたり、さまざまな動きをすることで、あかちゃんとのふれあいのバリエーションが増えていくようになっている。
読後は親子の「オキシトシン」が増加
『専門家と作ったスキンシップ絵本』のサンプルを先に読んだ親の93%が「この本があったほうが、スキンシップが楽しい」と答えているという。本を読んだあとには、親子の「オキシトシン」が119%増加するという実験結果も出ている。
『専門家と作ったスキンシップ絵本 ちゅ』『専門家と作ったスキンシップ絵本 こちょこちょ』『専門家と作ったスキンシップ絵本 ぎゅ』は、それぞれ850円(税抜)。あまり外に出かけられないときでも、おうちであかちゃんとのスキンシップを楽しんでみては。