昭和40年男 × 建物, 昭和100年
『昭和40年男』2025年2月号/表紙
株式会社ヘリテージ(本社:東京都新宿区、代表取締役:齋藤 健一、以下 ヘリテージ)が発行する雑誌『昭和40年男』2025年2月号「どっこい生きてる昭和 ~建物編~」特集号を2025年1月10日に発売します。
『昭和40年男』2025年2月号/第一特集
どっこい生きてる昭和 ~建物編~
それらは我々と一緒に齢を重ね、そして我々のように、まだまだプライドを棄てられない頑固さや、変わりようのない性格に呆れている感じを見せながら、ときには偉そうにしてみたり、その一方で確実に朽ちていく身をケアしながら、街の中に佇む。
長い時間姿を変えることなく、そこに建っている駅前の雑居ビルやレストラン、博物館、遊園地、商店街、喫茶店、電波塔──子どもの頃からあたりまえに、身近に存在していた昭和生まれのそれらが、どんどん特別なものになり、再評価の対象となるなど、今、どんどん愛おしいものになっている。
昭和の元気な時代に生まれ、育ち、がんばってきた我々のメモリーに刻まれている建物たちは、もうそろそろお役御免の時期を迎えているのかもしれないが、どっこい、まだまだたくましく生きているし、我々にエールすら送ってくれているようにさえ見える。
最先端と言われるもののようなパフォーマンスは望めないし、常にあちこちの様子をうかがいながら生き続けていかねばならない面倒くささなどいろいろあるけれど、わがままでタフなその生き様と姿を我々はむしろ、次の世代にも誇り、伝えていかなければならないんじゃないかと思う。
懐かしい歌を口ずさむように、調子よく軽やかに。
『昭和40年男』2025年2月号/第一特集
【高度経済成長期に生まれた東京の昭和レトロビル】
老紳士が珈琲を淹れる薄暗い喫茶店、親子連れでにぎわう地階の飲食店街、静寂に包まれた近未来的なエレベーターホール。そのどれもが幼少期の記憶に深く刻まれている。戦後の建築技術の粋を結集したレトロビルの魅力を“シブいビル”の第一人者である鈴木伸子と共に考える。
『昭和40年男』2025年2月号/第一特集
【展望塔】
昭和の建物のなかでも比較的軽視されがちな(そもそも人里離れた場所にあるから見つかりにくい)海中展望塔。あるものはどれもかなりの古株。なかでも気が滅入るほどたどり着きにくい、足摺の海底館を見に。
『昭和40年男』2025年2月号/第一特集
【遊園地】
先進的なアトラクションと独創的な施設を武器に、1964年の開業から60年以上にわたって時代を牽引してきた、よみうりランド。遊園地という枠組みにとらわれないフレッシュな発想で、昭和、平成、令和という3つの時代をまたにかけ歩み続ける。
『昭和40年男』2025年2月号/第一特集
【ロケ地現存】
昨今、熱心なファンの研究によって昭和のドラマや映画のロケ地が続々と明らかにされている。YouTubeで見る彼らの考察力、探究心、行動力には頭が下がるばかりだが、そんな情報をもとに我々世代が好きだった昭和ドラマの撮影現場に足を運んでみました。
『昭和40年男』2025年2月号/俺たちの時間旅行 タイム・トラベル 1972年
俺たちの時間旅行 タイム・トラベル 1972年
冒頭の「あの頃のTVデイズ」では当時の新聞テレビ欄とともに懐かしいテレビ番組を、さらに「あの日を検証」では取材記事なども交え、1972年(昭和47年)の出来事を振り返ります。
今回は、幻のアクションヒーロー『突撃!ヒューマン!!』、レッド・ツェッペリン 2度目の来日公演、映画『 時計じかけのオレンジ』日本公開、ケンとメリーのスカイライン発売、ジャイアント馬場 全日本プロレス旗揚げなど、5つの出来事を検証します。
『昭和40年男』2025年2月号/俺たちのアイドル 梶 芽衣子
豪華連載インタビュー&連載
〈インタビュー〉
荒海に生きるタメ年男/ミチ・ヤマト、樋口毅宏の神のみぞ知る God Only Knows/小西康陽、俺たちのアイドル/梶 芽衣子
〈連載〉
泉 麻人「昭和40年の女」、チェリーのアイドルボム、安田謙一の西の国から吹くコラムSangari★a、錦織一清「時のペン先が綴る物語 少年ニッキ」他
▼ 目次
〈特集〉
どっこい生きてる昭和
~建物編~
010 ホテルニューオータニ(東京)
トラディショナルホテルが守り続けるかつてのジャパン・イノベーション
014 サンハトヤ
大型観光ホテルの王様
016 高度経済成長期に生まれた東京の昭和レトロビル
新橋駅前ビル/紀伊國屋ホール/東京交通会館 他
022 商都・大阪にそびえるレトロビル
中之島図書館/OMMビル/大阪瓦斯ビルヂング 他
025 コラム
安田謙一の大阪趣レトロビル探訪
026 昭和を代表する
名建築家とその仕事
028 日本のタワー
太陽の塔/東京タワー 他
032 展望塔
足摺海底館/かつうら海中公園海中展望塔
036 映画館
高田世界館/早稲田松竹/パルシネマしんこうえん
039 連載:大槻ケンヂ 窓から昭和が見える 第17回
中野サンプラザこのまま化計画
040 昭和の喫茶店
新宿らんぶる
042 平山 雄厳選
昭和喫茶に魅せられて
046 大食堂
マルカンビル大食堂
048 記念館
開高健記念館/科学技術館
052 遊園地
よみうりランド/アースケア桐生が岡遊園地
058 昭和が薫る商店街
浜マーケット/桐ヶ丘中央商店街/高砂センター街
060 伝説のドライブイン、公楽園
062 栄枯盛衰・昭和のドライブイン事情
066 ロケ地現存
テレドラマ編/テレビヒーロー編
070 歌の中に出てくる風景
カフェラウンジ&レストラン ドルフィン
072 平成生まれ女子を魅了した
ラブホテルの世界
076 タメ年建築
大学セミナーハウス
078 まだある!忘れられない場所
ローズガーデン/ニュー白馬/船の科学館 他
〈連載特集〉
087 昭和47年/1972年
俺たちの時間旅行タイム・トラベル
088 あの頃のTVデイズ
092 幻のアクションヒーロー 『突撃 ! ヒューマン !!』
096 レッド・ツェッペリン、2度目の来日公演
100 映画『時計じかけのオレンジ』日本公開
104 ケンとメリーのスカイライン発売
108 ジャイアント馬場、全日本プロレス旗上げ
〈インタビュー〉
118 荒海に生きるタメ年男。
ミチ・ヤマト
122 樋口毅宏の神のみぞ知る
God Only Knows
小西康陽
126 俺たちのアイドル
梶 芽衣子
〈連載〉
080 時のペン先が綴る物語
少年ニッキ vol.20 「My Dear Mrs.ラクベガス」
081 気まぐれ福田君新聞 第72号
「霧氷の中を歩くタンチョウ」
082 安田謙一の西の国から吹くコラム
Sangari★a vol.38 「大阪で生まれた女」
112 昭和40年の女/泉 麻人 第十七回
“リトル・ジュディ”の頃 [ジュディ・オング]
114 昭和アイドル・キャッチフレーズ研究所
チェリーのアイドルボム 第35回「比企理恵」
116 江口寿史&鈴木ダイスケ
ヒサシ☆ダイスケの
回転ちがいのズル休み vol.16
半オンスの拳で語りたいこともあるのです。
083 news & information
130 編集後記
▼ 雑誌情報
誌名:昭和40年男 2月号 vol.89
タイトル:どっこい生きてる昭和 ~建物編~
発売日:1月10日
特別定価(税込):¥1,480
発行:株式会社ヘリテージ
▼昭和40年男
日本全国で約90万人いる想定読者に向けて、「ノスタルジックな想い出が呼ぶ共感」「自らの文化的ルーツを探る」「明日への元気と夢を満載」ということをテーマに刊行してまいりました。未来のヒントは過去にある。昭和40年男が歩いてきた昭和をタイムトラベルしつつ、その出来事や物事、影響力を細かく検証しながら、文化の大河を一つひとつひもといていきます。
▼ お問い合わせ
株式会社ヘリテージ
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03-3528-9790(平日10時~17時)
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